発達障害×ギフティッドの2E育児。親子で無理しない子育ての工夫

繊細で個性的な君へ。お母さんはどんな時も絶対に君の味方です。

不登校でも大丈夫!家で勉強する方法は沢山あります

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子供が不登校になると、親は最初に心のケアに取り組み、それが落ち着いてくると次は「勉強どうしようか?」と考えると思います。

 

我が家では入学前から通信教育や市販のドリルをやっていましたが、今回は、いま息子が取り組んでいる勉強について書きたいと思います。(※2021年3月現在)

 

※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。

※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。

【もくじ】
  1. 学校の宿題
  2. 進研ゼミ小学生講座
  3. Z会
  4. クラスジャパン小中学園
  5. i padの知育アプリ
  6. まとめ

 

 

 

1. 学校の宿題

本格的に不登校になってからも、宿題だけはさせたい(親の気持ち)+宿題だけは提出したい(本人の気持ち)が一致したので、週に1回は私が宿題やお知らせなどを取りに学校に行っています。(時々、本人も一緒に)

 

気分によっては 宿題をしたくない時もあるようですが、「宿題やったらおやつにする?」「これが終わったら一緒に遊ぼうか」など、あの手この手で持ち上げて、出来る限り終わらせるようにしています。

 

それでもダメな時は「明日やろうか」と譲ってみたり「出来た分だけでいいって先生も言ってたから、これはやらなくていいか!」と潔く諦めます

 

「宿題やりたくないブーム」の時は、担任の先生に事情を伝えて、親子で無理なく宿題に取り組めるようにしています。

 

そうでないと、「〇〇日までに終わらせないと!」と親が焦る→子供も焦る→勉強が嫌になる と、悪循環になってしまうからです。

 

 

2. 進研ゼミ小学講座

幼稚園の頃から「こどもちゃれんじ」をしていて、今でも継続しています。

 

カラフルな教材が見やすくて、視覚優位の息子には分かりやすいようです。時々同封される付録もよく出来ていて、いつも楽しみにしています。

 

息子は1学年上の教材を使っているのですが、初めて習う内容でも丁寧に解説されているので取り組みやすいようです。ポストに届くと2~3日で一気に終わらせてしまうことが多いです。(※親の補助もある程度は必要ですが)

 

添削問題を提出すると、集めたポイントに応じてプレゼントと交換できるのも、モチベーションアップに繋がっています。

 

     

 

 

3. Z会 

「こどもちゃれんじ」をすぐに終わらせるので、幼稚園の頃にZ会も入会しました。

 

こちらは該当学年の教材を使っています。内容は進研ゼミより若干難しめで、大人もつい考えてしまう問題もあります。

 

こちらも添削問題を提出してポイントを集めるとプレゼントと交換できます。

(※2021年6月現在、退会しました。)

 

 

 

4. クラスジャパン小中学園

こちらは、不登校になった後に探したものです。

 

学校に行かなくなった当初、フリースクールも検討しました。しかし、同世代と関わるのが苦手なのと、当時の息子は荒れていて、新しい環境に入るだけの心の余裕がない状態だったので、フリースクールはやめました。

 

次に考えたのは、息子が好きである勉強を、好きなペースで継続させてあげることでした。そこで辿り着いたのがクラスジャパンです。

 

クラスジャパン小中学園は最近話題のICT教育の一つで、自宅にいながら学年を超えた勉強が出来ます。

 

「チャット=出席日数」と「勉強の成果」を書類にしてもらえ、それを学校に提出すると出席扱いにしてもらうこともできるのです。(学校によります。詳しくはクラスジャパンのホームページでご確認下さい。)

 

小学校高学年以上のお子さんなど、ある程度一人で勉強ができる年齢の子にオススメだと思います。

 

息子もi padやパソコンを使うことに慣れていたので入会しましたが、小1の子を毎日パソコンの前に座らせる難しさと、手書きするシーンがない事がネックになり、今回は3ヶ月で退会をしました。

 

ただ、システムとしてはとても良いと思うので、また学年が上がったらお世話になるかもしれません。

www.cjgakuen.com

 

 

5.  i padの知育アプリ

クラスジャパンへの入会を機に息子用にipadを買いました。(※本人には「あげるんじゃなくて、貸してあげるね」と言って使わせています。)これを使って色々と遊んでいます。

 

今は色々な知育アプリがあるので、その中からいくつかインストールしてあげたら、漢字や計算などアプリを使って勉強していています。アプリも使い方次第では立派な学習になると感じています。

 

息子が使っているお勧めアプリについての記事は、こちら↓↓をご覧ください。

www.2ekosodate.com

 

 

6. まとめ

息子が不登校になって 私が一番最初に悩んだのが、「このまま学校に行かなかったら勉強どうするの?」という事でした。

 

1年生のうちはまだ難しくないけれど、学年が上がったらどうすればいい?という焦りから、(※IQが高い=「学校の全て勉強ができる」ではありません。偏りがあります。)ネットで色々と調べたり、ダラダラ過ごしているようにしか見えない息子に「宿題くらいはやってよ!」と怒鳴ったときもありました。

 

でも結局、親がどんなに焦っても、本人が自ら「勉強しよう」と思ってないのに、親が無理やり勉強させようとしたら、勉強嫌いになるだけではないかと思うようになりました。

 

それからは、その日にやってほしい教材などをある程度は親が決め、テーブルの上など 目につくところに用意し「今日はこれをやってみようか~」と声かけ、後は本人に任せています。

 

手伝うことある?」「分からないところあったら聞いてね」など優しい言葉をかけながら(こちらの心に余裕があれば)本人が勉強をし始めたら静かに見守り、そして終わったら大袈裟に「え!もう勉強したの!すご~い!」と褒めまくるスタンスを取るように心がけています。

 

もちろん、やれない日もあります。でも、それでもいいと思っています。きっとまた やれる日が来ます。

 

本人のペースで進めるほうが、私がイライラしたり怒ってやらせていた時よりも子供が自主的に勉強をはじめ、終わったあとも「僕 勉強したよ!」と出来た自分に自信を持って報告してくるようになり、親子で心穏やかでいられる気がします。

 

まだまだ親子で発展途上なので、上手くいかない日もありますが、「今日」という日の最後だけは 親も子も笑顔で終われるようにしたいと日々願っています。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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小1で不登校になったのは学校に安心できる居場所が無かったから

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幼稚園までは時々渋りながらも、それなりに登園していた息子が、小1(2学期)から学校に行けなくなった理由を考えてみました。

 

この頃の学校との関わり方も記録しておきたいと思います。

 

※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。

※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。

【もくじ】
  1. 幼稚園との一番の違いは先生が怖かったこと
  2. しっかりしてる女の子は苦手?
  3. 幼稚園の頃のような仲良しの友達がいない
  4. 給食は息子にとって辛い時間
  5. まとめ

 

1. 幼稚園との一番の違いは先生が怖かったこと

まだ毎日登校していた頃、息子はよく「ぼくのクラスの先生は悪い先生なんだ。」と言っていました。息子のクラスの担任の先生(女性)は、声が大きめで少々言葉遣いが荒く、幼稚園の頃の優しい先生のイメージとは大きく異なったようです。

 

息子の中で「小学校の先生=怖い」というイメージが定着してしまいました。

 

対処法:

まず、担任の先生に「息子は大きい声や音が苦手です。また人が怒られていると自分も怒られているように感じるようです。」と伝えてみました。

 

その際、先生が批判されていると感じないように、日ごろの感謝の気持ちを添えて伝えることに気を付けました。

 

その結果、息子にとって大きな変化はなかったようですが、先生自身は教室で大きい声を出してしまった時に、息子のことを気にかけて下さるようになりました。

 

伝えてみることで、少しかもしれませんが事態が改善する可能性があるので、困ったことがあった時は担任の先生にやんわり伝えてみることは大切だと思います。

 

 

 2. しっかりしてる女の子は苦手?

これは他のASDの特性を持つ男の子のお母さんからも聞いたことがあったので、もしかして「あるある」なのかもしれません。(たまたまかもしれませんが。)

 

息子のように、何かに集中している時に邪魔されたくないタイプの子は、作業途中で「それなに?」とか「どうしてそうするの?」と質問されるのが苦手です。

 

また、自分の気持ちを伝えるのが苦手なので、矢継ぎ早に質問されると頭が混乱してしまうようです。

 

更には、本人はちゃんとやってるつもりでも 周りの子から見ると雑と思われる部分があるようで、それを注意されると完璧主義の息子の心はかなり傷つきます。

 

きっと息子のクラスには、しっかりしている女の子が多くて、親切心から色々と声をかけたり注意してくれたのだと思いますが、息子はその言葉に圧倒されてしまうので、女の子がちょっぴり苦手なようです。(※小2になった今では落ち着いてきたようです。)

 

対処法:

クラスの子が話しかけてくれるのは嬉しいことです。でも時には話しかけないでほしい場合もあります。

 

そんな時のために、教室にイヤーマフを持参することにしました

 

息子には、「話かけてほしくない時はイヤーマフをすればいいよ」と伝えて、本人が少しでも安心できるようにしました。

 

クラスメートには、担任の先生に頼んで、以下のようなメッセージを伝えてもらうことにしました。

 

「みんなには大丈夫な音でも、●●君は大きく聞こえたり疲れたりすることがあるので、イヤーマフをしているときはできるだけ話かけないでくれると嬉しいです。」

 

 

 3. 幼稚園の頃のような仲良しの友達がいない

幼稚園の時は、それなりに仲良しの子がいたので、一人で遊ぶときもあれば友達に誘われて一緒に遊ぶこともありました。(大体は親同士が友達)

 

でも今のクラスには、同じ幼稚園の子は2人で、その他は知らない子ばかりです。

 

同世代との友達作りが苦手な息子にとって、大人の介入なしに友達を作ることは、ハードルが高かったようです。

 

休み時間には、クラスメートが校庭に遊びに行っても、息子は教室にいたり、先生に話かけに行って時間を潰していたそうです。(家に帰らず学校に居られるだけでも、よく頑張ったと私は思っています。)

 

対処法:

担任の先生にサポートのお願いをしてみました。

 

先生も色々とお忙しいと思うので「出来そうな時だけでいいのですが・・」と前置きしたうえで、「グループ作業の時などに、●●君と一緒に~してみたら?」など声かけをしてもらえると、話すキッカケになるかもしれない事を伝えました。

 

その後あまり登校していないので、結局はチャンスがありませんでしたが、それでも先生に伝えたことで先生も意識して下さるようになり、「●●君は〇〇が好きなので、趣味が合う気がします」と情報をいただくことができました。

 

 

 4. 給食は息子にとって辛い時間

幼稚園の頃から、息子は給食をほとんど食べない上に、年に数回、レストランやスーパーで食べ物の臭いをかぐだけで気分が悪くなったり、袋を用意しその場を離れないと嘔吐してしまう事があります。(突然始まり、突然終わるので、常にビニール袋をバックに忍ばせています)

 

※追記:この記事を書いていた時には気づいていませんでしたが、今になって思えば「感覚過敏」があったので、息子の体が給食の臭いや味を受け付けないのだと分かります。(2021年7月現在)

 

小学校に入ってからも給食はあまり食べられないため、多くの子にとっては楽しみの給食も、息子にとっては苦痛なものなのです。

 

対処法:

無理やり食べさせようとすると嘔吐+トラウマになると思ったので、これも早々に担任の先生にお伝えしました。

 

その結果、「少ししか食べられない子」という共通認識を先生方の中で持っておいて下さるとの事で、もし担任の先生が病欠などで不在でも分かるようにしておいてもらいました。

 

 

5. まとめ

2学期のはじめ、まだ学校(教室)に行っていたけれど、ちょくちょく早退などしていた頃、学校まで迎えに行って教室で見た息子の顔はいつもこわばっていて、その表情から「早く帰りたい!」と心の中で叫んでいるのが伝わってきました。

 

こんな表情をしている息子を無理に学校に行かせる意味があるのか、とても悩みました。 

 

同じ頃、家で一緒に宿題をしていた息子の口から出た「ぼく、やっぱり家で勉強するほうが安心できる」という言葉も、とても印象に残っています。

 

きっと、今の学校には、息子が安心して居られる「居場所」が無いのだと思います。

 

担任の先生には息子の状況を伝え、いま私が出来そうなことは、とりあえず試してみました。

 

今後どうしていきたいか、どうなっていくかは、まだまだ発展途上で分かりません。

 

いづれにしても、家と母親だけは、息子にとって安心できる居場所にしてあげたいと強く思っています。

 

 ※3学期から、息子は週1時間だけ学校の通級に通えるようになりました。こちらの先生とは相性が良いらしく、今のところ通うことができています。学校の中に1つ「居場所」が出来たのかなと思っています。

 

 

 《勉強のために読んだ本》

●『学校は行かなくてもいい』(小幡和輝 著)

この本を読んで、学校に行くだけが全てではないと思えました。学校に行くことを、「沢山ある選択肢の中の一つ」と思えると、親も子供も気持ちが楽になります。

その子にとって安心できる居場所がどこかにあれば、学校という場所にこだわらなくてもいいのかな、そう思わせてくれる一冊です。

 

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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自己紹介とブログを書くにあたっての私の想い

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はじめまして!(^^)

ブログ訪問、ありがとうございます。

まずは簡単な自己紹介をさせて下さい。

 

このブログは、ASD高機能自閉症)と軽度ギフティッド(2E)の特性がある息子を育てる母親が書いているブログです。(2023年6月現在、小4)

 

《用語説明》

2Eとは:

Twice Exceptional(二重の例外)という意味の略で、「ギフティッド」と「発達障害」の両方の特性を持った人のことを指します。(少しずつ認知度が上がってきているように感じていますが、まだまだ「聞いたことない!」という方のほうが多いのではないかと思います。)

 

発達障害とは:

最近テレビや雑誌で取り上げられる機会も増えたので目にする事も多いかと思いますが、簡単に言うと「出来ることと出来ないことの差が大きい人。また、それによって日常生活に支障が出ている」場合にASD(こだわり、対人関係の困難)、ADHD多動症、注意欠如),LD(学習障害)などの名前が医師によって付けられます。

発達の特性があっても、ご本人と環境が合っていて、日常生活にあまり支障がない場合は、”障害”にはならないこともあるようです。

 

ギフティッドとは:

1つの分野あるいは複数の分野で非常に優れた能力を持っている人のことを言います。IQでいうと約130以上が、ギフティッド(moderately guifted)の目安になるそうですが、最近ではIQだけでは測れないものとして IQ130以下でも、1個もしくは複数の分野で 同い年よりも飛び抜けて出来る能力があれば、ギフティッドに当てはまるとされるそうです。

 

※人口の約7割の人は、IQ85~115の間におさまるそうです。

※我が家の息子は、WISK、K-ABCの検査から、全体的にはマイルドリーギフティッド(mildly guifted)(IQ115~129)という軽度ギフティッドの特性を持っていて、項目によってはモデレートリーギフティッド(moderately guifted)(IQ130~144)の特性もあります。

 

 

さて。

幼稚園までは、時々登園渋りをしながらも、3年間無事に通い切った息子。ところが小学生になると、大きな環境の変化に馴染めず、小1の途中から不登校になりました。

 

 

現在はホームスクーリングをメインに、学校には週2時間の通級指導教室だけ通っています。その他、プログラミング教室にも通っています。

 

 

私が彼の母親として出来ることは そう多くはないかもしれないけれど、

ちょっとでも息子の安心・居場所作りの手助けができればいいなと願いつつ、一生懸命さだけを武器に(?)日々 色々と試しています。

 

 

 このブログは、自分の備忘録の目的もありますが、

試してみて良かったことは(良くなかったことも?)もしかしたら どこかの同じような状況のお母さんのお役にたてるかもしれないので、書き残しておきたいと思い、始めました。

 

 

息子が不登校になった3年前、自己肯定感がとても低い状態にあった息子のために、私はあらゆる情報を収集したくて必死でした。本屋さんに行くと「子育て本」は山ほど売られていましたが、「ギフテッド」「2E」に関する子育て本は、あまり売られておらず、そのため最終的には洋書を買って辞書を引きながら、海外の本から情報収集をしていました。

 

 

なので、同じように2Eやギフティッド(我が家は軽度ですが)に関する情報を探していらっしゃるお母さん方が「分かる分かる~」と共感したり、「それ試してみようかな。」と思えるような情報を、何か1つでもお伝えすることができたら嬉しく思います。

(専門家の知識も大切ですが、私自身は 実際に同じような子供を育てているお母さん方のSNSやブログ情報がとても役に立ち、また「私だけじゃないんだ」という安心感をもらいました。)

 

 

 

また、私は息子との信頼関係をとても重視しています。

なので(このブログは息子は見ない前提ですが・・)もし彼がこのブログを見た時に、不快に思うことは極力書かないつもりでいます。

 

そして、 このブログはフツーの主婦が書いているブログですので、どうか温かい目で見守っていただけると幸いです。コメントを下さる方がいらっしゃったら、誹謗中傷 及び 本人が見て傷つくような内容は一切お断りしております。m(ーー)m

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

息子よ。怒ってもケンカをしてもお母さんは絶対に君の味方です!ウチの子に産まれてきてくれてありがとう!1歩ずつ、いや1ミリずつでもいい。一緒に成長していこうね! 母

 



最後までお読みいただきありがとうございました。

 

(2023年6月更新)

 

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