発達障害×ギフティッドの2E育児。親子で無理しない子育ての工夫

繊細で個性的な君へ。お母さんはどんな時も絶対に君の味方です。

幼稚園2年目は「体験」の年。園内・園外での経験を通して大きく成長

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前回に引き続き幼稚園の頃の出来事を書きたいと思います。

今回は年中の頃のお話です。

 

幼稚園の行事も2年目(2回目)になると、だいぶ一連の流れが分かってきて、登園渋りがグッと減り、イベントにも積極的に参加していました。

 

一方で、一番仲良しの子にちょっかいを出すなどの問題も出てきましたが、(本人としては大好きな友達だったので、沢山関わりたいと思っていたのかもしれません)親子で話し合い、少しずつ他人との正しい関わり方を学んでいった、大事な時期でした。

 

年少の頃の記事についてはこちらから。↓↓↓

asdchild.hatenablog.com

 

※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。

※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。

【もくじ】
  1. 持ち前の好奇心で色々挑戦
  2. 大好きな友達に執着する
  3. 年中時代に興味あったこと
  4. まとめ

 

 

1. 持ち前の好奇心で色々挑戦

 

年少の頃は、色々な行事を渋っていた息子ですが、年中になると幼稚園生活にも慣れ、イベントなども ほぼ全て参加できるようになりました。

 

また 自信がついたのか、本来持っている好奇心が前に出始め、幼稚園の延長保育に自分から参加してみたり、お友達を家に招いてみたり、苦手だったプール教室への入会も決心しました(結局は半年以内に退会しましたが)。その他 主人と男二人旅で電車に乗って色んな所へ出かけたり、年中 そして年長では 様々な体験をすることができました。

 

特に印象的だったのが、半年程度しか通わなかったプール教室での野菜収穫のイベントに一人で参加したことです。息子の場合、不安よりも好奇心が勝つと、一人でどんなことでもチャレンジできてしまうのです。

 

 

幼稚園での生活に慣れてきたこと、それによって自信がついてきたことで、様々なイベントに積極的に参加できた年中。

 

幼稚園以外のイベントでは、初めての場所や人に対して 自分から積極的には関わらなくても、その場に居られたイベントに参加できたことは、息子の中でも きっと何か得るものがあったと思うので、貴重な体験だったと思います。

 

 

2. 大好きな友達に執着する

 

幼稚園に入園する前、息子には 唯一心を許していた仲良しの子がいましたが、その子は入園前に引っ越してしまい、その後しばらく 息子が楽しんで遊べる子はいませんでした。

 

しかしその後 幼稚園に入り、年少・年中と同じクラスになった あるお友達と、お互いに「仲良し」と言えるような関係になりました。

 

普段は 人と一定の距離をとる息子ですが、自分が心を許した人とはずっと一緒にいたいと(当時の息子は)思っていたようで、何をするにも その子と一緒、そして よくそのお友達の行動の真似をしていました。(今思えば この「真似」もASDの特性なのですが、当時は知りませんでした。)

 

お互いに楽しく遊んでいるうちは良かったのですが、年中に途中から 息子の「好き」が強くなりすぎて 相手が嫌がるちょっかいを出すようになりました(多分本人は遊んでいるつもり)。相手がイヤだと思っても それを察することができず(あとになって言われれば理解できるのですが)先生から注意されていた時期がありました。

 

当時私は 息子にASDの特性があることを知りませんでしたが、この頃の私の育児ノートには「お母さんは絶対に怒らないし君の味方だからね。だから、君とお母さんがニコニコできるように一緒に考えよう。」と言って、お友達との関わり方を息子に伝えたと書いてあります。

 

この頃の私は今より心の余裕があったのか(?)頭ごなしに叱らずに、事実と改善策を淡々と話し合っていたようです。

 

トラブル自体は決して喜ばしいことではないけれど、ASDの特性がある子にとっては人との関わり方を学ぶ貴重な機会なので(謝り方、仲直りの仕方を学ぶチャンス)息子と何度か話し合いをした記憶があります

 

その結果、(たまたまかもしれませんが)わりとすぐに息子の行動が落ち着いたと、担任の先生と相手のお母さんから教えてもらいました。(もちろん、うまく行かないときもありますが)

 

 

3.  年中時代に興味あったこと

 

1歳半から年少までは電車が大好きだった息子。「電車好き」は幼稚園にも結構いて、年少まではプラレールで遊んでいるお友達に「い~れ~て。」と言えたという報告を 当時の担任の先生から聞いたことがあります。(自分から声をかけるのが苦手な息子が「入れて」と言えた話を聞いただけで、とても嬉しかったのを覚えています。)

 

しかし、年中になると息子の興味は 戦隊モノ・・・には行かず、日本・世界地図、天気予報(毎日天気の確認)、宇宙(月、ブラックホール、太陽系)、外国語(毎朝NHKの語学講座を日替わりで見る)などに変化していきました。

 

中でも、毎日の天気予報をテレビで見るのが大好きで(今でも見ています)、当時は「お天気ノート」を作っていました。(毎日、新聞の天気欄を切り抜いてノートに貼り、天気の変化をチェックします。これで天気記号を覚えました。)今ではノート作りは もうやっていませんが、お天気ノートのお陰で「地吹雪」という普段使わない言葉まで覚えることができました。(←私が。(笑)親も勉強になります。)

 

4. まとめ

 

幼稚園生活にもクラスの友達にも慣れてきた年中。

仲の良い友達もいて、積極性も出て、様々な体験を出来たことは、今でも大事な思い出です。

 

お友達にちょっかいを出してしまう件では、イヤな思いをさせてしまったお友達には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、一方で 人と関わりたい気持ちはとてもあるのに 正しい関わり方が分からないが故に誤解されてしまうというのは、きっと本人は苦しかったと思います。(本当の気持ちは息子本人にしか分かりませんが・・)

 

それでも、何事も体験です。

 

良いも悪いも、色々な体験を通して学んで成長していくのが人間です(発達障害の有無にかかわらず どんな人でも)。目の前で起きたこと一つ一つに向き合い、どうやって解決していくか考え(または話し合い)行動していけば、きっと事態は好転していくと信じています。

 

『「発達障害』だけで子どもを見ないで その子の「不可解」を理解する』(田中康雄 著)の本の中で とても素敵だなと思う考え方がありました。

 

それは、「もし今が上手くいってなくても、”過去のうまくいった関わり”が、今の問題を解決するためのヒントを与えてくれるかもしれない」という考え方です。

(特に環境調整などを考える場合に有効で、上手くいってたときは何が良かったのか、「過去のうまくいった関わり」を再度見直すことで、解決策が見えてくるかもというものです。)

 

私も、よく過去の日記(過去の頑張っていた時の自分)によって励まされ、「こうしたらいいかも!」とアイデアを思う事があるので とても共感できました。

 

だから私はブログを書くことを通して、もし未来の息子が何かに行き詰ったとき、このブログが 彼にとっての「過去の上手くいった関わり」の一部になれるよう、少しでも何か書き残しておけたらいいなと思っています。

 

 

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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幼稚園1年目は「場慣れ」メインで親子で無理をしない

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3回シリーズで、幼稚園の頃の出来事を書きたいと思います。

まずは年少から。

 

幼稚園入園=初めての集団生活。母子ともに色々と不安はありました。

でも、1年目の最大の目標は「幼稚園という場所に慣れること」だと思っていたので、親子で無理のない園生活をスタートしました。

 

※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。

※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。

【もくじ】
  1. 朝は一番に到着。門の前で20分待つのが心の安定に
  2. イベントは参加できるものを取捨選択
  3. 友達からのお誘いは本人の意思を確認してから
  4. 離れている間 お母さんは自分の時間を楽しむ
  5. たまには自主休校もアリです
  6. まとめ

 

 

1. 朝は一番に到着。門の前で20分待つのが心の安定に

息子は当時 人がいるところに入って行くことが苦手な傾向があったので、幼稚園には一番に着くように通っていました。最初は門が開く5分前くらいに行っていたのですが、徐々に早くなり 最終的には15~20分前には門に着き、暑い日も寒い日も ひたすら門が開くのを待っていました(笑)。

 

入園当初は 幼稚園に行くこと自体がやっとだったので、独自に出席ノートを作っていました。登園したらシールを1つ貼る。それが10個たまったらプチご褒美をゲットできる仕組みでした。

 

また、毎朝 幼稚園まで到着したらお菓子(チョコ1個やグミなど)をこっそり食べて元気パワーを充電してから門をくぐっていました。(一番に到着して誰もいなかったので これが出来ました)

当時、朝からお菓子食べさせて虫歯にならないかな・・など考えたこともありましたが、お菓子一つで本人が登園する勇気を貰えるのであれば(後でしっかり磨けば)大したことないと思い実行していました。(やってみようと思う方、虫歯になっても責任は負いかねますのでお願い致します。m(- -)m)

 

この1番登園は年長まで3年間続き、それを見ていて下さった園長先生から「君の爪の垢を煎じて他の子にも飲ませたい」と言っていただいたことがあります。息子も私も、ちゃんと見ていてくれる人がいるんだと、心が温かくなりました。

 

 

2. イベントは参加できるものを取捨選択

息子が通っていた幼稚園は、年間を通してイベントが盛り沢山でした。親同士の関わりも多くて 結果的にはとても充実した3年間を送ることができたのですが、入園したばかりの息子にとっては「初めてのこと」が盛り沢山で、慣れるまで なかなか大変でした。

 

幼稚園の中で行われるイベントは 預けてしまえばどうにかなるし、親が同伴のものでも 園内で行われるイベントなら まだ何とかなるのですが、園外(遠足など)のイベントは 当時の息子にはハードルが高すぎました。

 

なので、そういう場合は 事前に息子にどんなことをするか説明をして、その後 行きたいかどうかを聞き、乗り気でない場合は休ませていました。(今だから言えますが。(笑))

 

私の場合 イベントに参加する際には、いつも母子両方の負担を考えます。本人がその場に行ったとして 周囲に合わせられると思うか(もしくは 大人しくその場にいられるか)、また 私一人で集合場所に連れて行き、イベントに参加し、連れて帰るだけの気力と体力が自分にあるかをイメージします。(私は体が弱いので特に)

その結果、母子ともに無理がありそうであれば 適当な理由をつけてお休みしていました

 

※年少のときは参加できなかった遠足も、年中・年長では参加できました。慣れれば出来ることも増えてくるので、本人の不安が強いときに無理強いしなくて良かったと思っています

 

 

3. 友達からのお誘いは本人の意思を確認してから

息子が幼稚園の頃 仲良しのお母さん方が数名いて、有難いことに 時々「一緒に〇〇に行かない?」とお誘いがありました。

うちでは、本人に遊びのお誘いが来たら まず私の予定と気力・体力の確認をしてから 必ず本人にも行きたいかどうかの意思確認をし、それから返事をお伝えします。

私一人で決めてしまうと、本人が乗り気でないものの場合 ドタキャンや不機嫌の原因になりかねないので、必ず本人の意向も聞きます。

 

そうすれば、本人が途中でイヤになっても 自分で行こうと決めたことなので ある程度前向きに頑張ってくれるので、この方法は我が家の場合、安全策なのでした。(それでも途中で帰ることもありましたが、まぁそれは想定内です。(笑) 参加しただけでも偉いと思います。)

 

 

4. 離れている間 お母さんは自分の時間を楽しむ

幼稚園が始まってすぐの頃は、2時間ちょっとの保育時間でしたが 離れている間も なんとなく自分の心がソワソワしていました。でも、だんだん「自分の時間を楽しんでおかないと もったいない!」と思うようになりました。

そうなのです!あっという間に自由時間は終わってしまうのです!

 

そう気づいた私は、その後 少しずつ、一人喫茶店、ママ友とおしゃべり、裁縫、買い物、勉強、一人カラオケ、一人映画 などなど・・・色々なことを楽しめるようになりました。

 

子供と離れている時間が持てたら、その時間は ぜひ自分を充電する時間に充てて下さいね☆彡 そうすることで、子供と再会するときに 笑顔で会う事ができると思います。

 

 

5. たまには自主休校もアリです

入園して本当に間もない頃、朝 幼稚園に向かって歩いている途中、急に息子が「今日はやっぱり幼稚園行かない」と言いだし 回れ右して帰ってきたことがあります。

その後も、前日にちょっとイヤなことがあった次の日は「今日は行きたくない」と言う時がありました。

 

よーく様子を見て、頑張って行けそうなら行かせていましたが、今日は無理っぽいなと思ったときは潔く「じゃあ今日は休んでパワーチャージして、明日は行ってみようか」と声掛けしていました。実際、そうすると心が満たされるのか、次の日は登園できることが多かったです。

 

「休み癖ができるから、うちは病気以外は休ませない」というお母さんもいらっしゃいましたが、(その気持ちもよーく分かります)息子の場合、本人が納得しないと暴れて拒否をするタイプだったので どう考えても無理でした。ピチピチ跳ねる活きの良い魚のように嫌がる息子を幼稚園まで連れていくのは至難の業。体力的にも精神的にも私には無理だなと、その作戦は早々に諦めていました(笑)。

 

お母さんが、自分と子供に合った方法で解決策を見つけていくほうが良いと、私は思っています。 

 

6. まとめ

入園して最初の年は、親も子も どんなことが起きるのか分からないので不安やドキドキが入り混じった1年でした。

 

そんな中で、どうやったら息子が少しでも楽しんで、もしくは安心して通えるか 作戦を立てつつ毎日をなんとか乗り切っていました。

 

きっと初めての集団生活は、ASDなどの特性を持つお子さん自身はもちろん、お母さん方にとっても大変な一年だと思います。

 

私も まだ子育て7年生ですが、子育ては これから先もずーっと続くので、他の人と同じようにやろうと意気込むと どこかで息切れしてしまうと思います。(実際、私も頑張りすぎて すでに何度も息切れした経験者です(笑))

 

「他の子は他の子、うちの子はうちの子」と、自分に都合よく解釈をして(笑)お母さんのモチベーションの下げないようにしつつ、我が子の特性に合った、無理のない環境を与えてあげることが 母子ともに安心して過ごせるのではないかと思います。

 

《関連本》

 日常生活の中で自然に数字や文字に触れる方法が書かれています。

子供のタイプにもよるので、出来そうなものだけ取り入れてみるのもアリだと思います。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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映画「僕が跳びはねる理由」を観て、私も子育て絶対に諦めないと決心する

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たまたまテレビで知った東田直樹さんの映画「僕が跳びはねる理由」

興味があったので家族に息子を預け、観に行ってきました。

 

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映画「僕が跳びはねる理由」を観ての感想・・・

 

映画を見終わったあと最初に思ったことは「私も絶対に諦めない!」でした。

 

映画に出演していた自閉症の子の親たちはみんな、悩みや苦労(場所によっては差別)を経験したのち、我が子を守るために諦めずに寄り添い・行動を起こしていました。

 

障害の程度の差はあっても、「生きずらさ」を抱えて生きている子を持つ親が 自分以外にも世界中に居て、彼や彼女らも試行錯誤しながら みんな頑張っているんだと知れたことは、私にものすごい勇気を与えてくれました。

 

それと同時に、この映画を見たことで 息子から見えるこの世界を 少しだけ覗くことができた気がします。

(売店で売られていた本も購入して読んだので特に。※下記ご参照下さい。

 

息子から出る衝動性の理由や、注意されても繰り返してしまうことの理由が、本人の力ではどうしようもないということが よく分かりました。(今までの私は「分かっているつもり」だったのだと気づきました。

 

育てる親も もちろん大変ですが、止めたくても止められない、頭では分かっているけど出来ない、思ってることを言葉にして伝えるのが苦手というのは、やはり本人が一番辛いのだと、改めて思いました。(いままで沢山怒ってごめんね!お母さんも勉強するから一緒にがんばろう!)

 

 

先日、息子が「学校行けなくて ごめんね。」と言ってきました。でも本当は、息子は全然謝る必要はありません。映画を見終わったあとの いまの私の気持ちとしては、むしろ「安心できる場所を与えてあげられなくて ごめんね」と言いたいくらいです。

 

今の日本の発達支援システムは、一昔前と比べたら きっと色々充実していると思います。

 

しかし、2Eの子供をサポートできる場所は まだあまり無い、もしくはごく一部です。

 

 

だとしたら、親である私が情報収集をしながら、焦らず、諦めず、一歩ずつでいいから、彼が家庭以外にも安心できる場所を探していこうと思います。

 

 

 

 

 

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小1が修了。この1年間に息子と関わった大人たちの対応を振り返る

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とりあえず無事に1年生が終わりました。

 

この1年間に息子関連で関わった、大人たちの息子への対応の仕方を見て、私が感じたことを少し書いてみたいと思います。

 

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息子が学校に行けなくなった経緯を書いた記事はこちら↓

asdchild.hatenablog.com

 

【もくじ】
  1. 担任の先生
  2. スクールカウンセラー
  3. 通級の先生
  4. 教頭先生
  5. 病院の先生
  6. 母親(私) 

 

1. 担任の先生

息子の担任の先生は、小さいことは気にせずハキハキした、よく言えばおおらかで元気な先生でした。(それが不登校の原因の一つでもあるのですが(^^;))

 

彼が不登校になった当初から、「無理せず来れるときに来る感じでいいんじゃないですかね?」という半分適当とも思えるスタンスで、でも連絡事項や宿題などは週1で放課後に受け渡しをしてくれ、親としては ほど良い距離感だったと思っています。

 

また、たまに1時間でも登校したら出席扱いにしてくれ、通知表は 家での頑張りや宿題を考慮して下さったので、息子自身、頑張りを評価してもらえたことは嬉しかったようです。

 

学校に来させようと頑張りすぎず、良い意味で放っておいてくれたことが、私たち親子の心の安定につながったと思います。

 

 

2.スクールカウンセラー

月1で私が通っている学校のスクールカウンセラー。ここでは家での困りごとの話をしたり、息子の自宅での様子などを聞かれます。

 

事前にママ友から「スクールカウンセラーは学校側の人だから、あまり期待しないほうがいい」というを聞いていたので そんなに期待してなかったのですが、そこまで悪くはありませんでした(笑)。

 

「生活のリズムは崩さないほうがいいですね」「週1で来れたら、徐々に週2とかで来れるといいですね」というような、わりと普通なことを言われることが多かったですが、まぁ学校に来させるために必死になるカウンセラーではなかった点は良かったです(笑)。

 

 

3.通級の先生

通級は3学期からスタートしたので通い始めて間もないですが、通級の先生は 息子の言動をよく見て理解しようと努めてくれる方です。(現在1対1)

 

一番ありがたかったことは、息子の目から30人の児童がいる教室はどう見えるのだろうなど、本人の気持ちに寄り添って授業を進めてくれるので 本人も楽しいらしく、通級だけは毎週喜んで通っています。

 

一人一人の弱点に寄り添いながら さりげないサポートするということは、大変だし技術が必要だと思います。そんな環境に息子が入れたことは本当に感謝です。(2年生も担当が変わらないことを願って・・・)

 

 

4.教頭先生

息子の学校の教頭先生は、たぶん 不登校の生徒のことを考えて動いて下さる「頑張り屋さん」の先生なのだと思います。

 

しかし、息子の登校に関しては 正直少し放っておいてほしいと思っています。

 

補助指導員を自宅までお迎えに行かせようとしてくれたり、母子同伴の保健室登校を提案してくれたり、お母さんが背中を押して少し頑張って登校させてあげたら本人の自信に繋がるかもと、色々と提案・助言してくれることは感謝しています。

 

でも、息子の場合、本人の意思とは関係なく「学校に行かせよう」と大人たちが動くことで、その変化を敏感にキャッチし、そのストレスや不安から せっかく落ち着いていた朝の暴言・暴力が再発することは、我々親子にとって決して最善策ではありません。

 

日々、家での様々な出来事やトラブルに対処しているだけで精一杯なので、学校に行くか行かないかについてはもう少し本人の前向きな気持ちが固まってから話を進めていきたいと思っています。

 

 

5.病院の先生

今年の初め、 息子に発達障害の診断を下した大学病院の先生は、K-ABCの結果を見て「知能が高いので、好きな分野を伸ばしてあげるといいんじゃないですか。」と言い、不登校気味であることを話すと「まぁ~学校は行ったり行かなかったりでもいいんじゃないですかね、その気になれば勉強は後でも追いつけますから」と言いました。

 

それが本当かどうかは 後になってみないと分かりませんが、当時息子は 学校へ行けない自分に対し自信を無くしていて、私自身も どこに相談してもモヤモヤする状態だったので、病院の先生に「無理して学校に行かなくていい」と言われたことは すごく嬉しかったです

 

勉強については どんな子でもインプットしないとアウトプットはできないので、学校に行こうが行くまいが、ある程度の勉強は家に居てもやらないといけないと思います。

 

でも、きっと先生が仰ったのは、「自尊心が低くなっている今、無理やり家で勉強させなくても大丈夫ですよ」という意味で上記のように言って下さったのかなと思っています。

 

ただ、「じゃあ家で毎日何をして過ごす?」という別の問題は発生しましたが、医師(専門家)から学校は行っても行かなくてもいいと太鼓判を押されたことは我々親子(特に私)にとっては大きく、その後は 気持ち的に堂々と休ませることができるようになりました。

 

 

6.母親(私)

本人が通える状態なら、できれば学校には行ってほしいと思っています。(親なら皆そうだと思いますが)

 

でも、学校に行くこと(クラスに入ること)が本人にとって 物凄い不安やストレスになり、家で荒れまくるような状態ならば、無理して行く必要は無いと思っています。

 

勉強は学校以外でも出来るし、社会性も他で身に着けることは出来ます。(ただ、学校に行く方が安いし、近いし、便利ですけどね(笑)。)

 

最近思うのは、息子が現在学校に行けない(行かない)一番の原因は、たぶん今の学校が息子には合っていない環境だからじゃないかと思います。

 

幼稚園の頃は、まだ今より小さかったこと、自由な校風の幼稚園だったこと、そして先生による適切なサポートがあったとは言え、それなりに通えていました。(つまり息子に合った環境だった

また、現在通っているプログラミング教室では 他の子供が居ても通えていて、その子たちとフリートークをしているかどうかは別としても、近くにいる子と作ったゲームを見せあったり出来ているという状況を先生から聞くと、ここも息子に合った環境であることが考えられます。

 

だとしたら、この先も家以外の場所に息子に合った環境を探す、もしくは合うように環境設定をしていくことはすごく大事で、本人に合う環境に身を置いてあげれば、きっと外でも、本来持っている好奇心や明るさが出てきやすいのではないかと思っています。

 

一気に全てが解決するとは思いませんが、絡まった糸を解きほぐすように 一つずつ浮上した問題に向き合っていけば、必ず道は拓けると信じて、前に進んでいきたいと思っています。

 

 

《勉強のために読んだ本》

●『10年後の仕事図鑑』(堀江貴文、落合陽一 著)

 ”普通”である必要がない、自分が好きなことをしよう、自分の持ち味を生かして生きていこう、というような事が書いてあり、なんだかパワーを貰いました。

 今ある仕事が10年後もあるか分からない、今ない仕事が10年後に出来てるかもしれない、そう思ったら「自分(子供)」が何をしたいかを考え生きていくことは、これからの時代にとても必要なことなんだと感じました。

 子育てにも生かせたらと思っています。

 

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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ポイントシールと表彰状で子供も大人もやる気アップ!

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我が家では、息子が小さい時から現在に至るまで、ちょっとチャレンジしてほしい時や、本人が何かに頑張って挑戦したとき、「ポイントシール」や「表彰状」を作り、本人の頑張りを見える化しています。

 

※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。

※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。

 

【もくじ】
  1. 本人の頑張りには「ポイントシール」
  2. 「表彰状」で頑張った記録を残す
  3. まとめ

 

 

 

1.本人の頑張りには「ポイントシール」

小さい頃から、息子を予防接種や体操教室に連れていくのは大変でした。

 

本人が納得しないと動かない、仮に無理やり連れていったら後で大変になるので、本人の心が自発的に動くように いつも事前に作戦を立てていました。

 

例えば予防接種。本人にしたら、予防接種は「ただ痛いだけ」で何のメリットもありません。なので、彼にとってのメリットを作ってあげます。それがポイントシールです。

 

 ☆やりかた☆

1)どんな紙でも良いので紙を1枚用意します。

2)その紙に、①病院に着いたらシールゲット、②注射を打てたらシールゲット、③泣かなかったらシールゲットなど、何でもいいので2~3個、何か行動をとったらシールも貰えるようにします。

 

本人にも前日から「明日、病院行ったらシール貼ろうね~」と言いつつポイントシール表を見せ、優しく前向きになれる言葉がけをします。

 

そうすることで、(息子の場合は)当日多少嫌がっても、シールが貰えるというメリットがあるので予防接種でも泣かずに頑張れたことが何度もありました。

 

 

7歳になった今でも、何かを頑張ったとき、壁に貼ってある「がんばりシール表」にシールを1枚貼れるようにしています。ものすごく頑張ったときは3枚くらい貼ります。

 

そして、シールが10枚たまったら、特別カゴ(ダイソーで購入)に入れてあるお菓子(駄菓子など)を手に入れることができるようになっています。

 

 

この方法は、子供はもちろん大人が使っても楽しめるのではないかと思っています。お母さんだって毎日色々と頑張っているのです!

 

たまには自分にご褒美してくださいね🎵

 

 

2.「表彰状」で頑張った記録を残す

「表彰状」を始めたキッカケは、息子が2歳の頃 公文のぬりえドリルの後ろについていた表彰状を保存するか否か迷ったときでした。

 

そのころ、息子は ぬりえやシールが好きだったので、市販ドリルを買ってよく遊んでいました。

 

ドリルが終わると後ろについている表彰状に名前と日付を書いて「おめでとう~一冊終わったね!」と息子に渡していたのですが、その後捨てるか保管するか迷ったときに、「この表彰状は、成長の記録になるかも」と思いファイルに入れて保存することにしました。

 

そこから 色んなドリルが終わるたびに付属の表彰状をファイルに保管。表彰状がついていない場合は自作の表彰状を作り保管。幼稚園の各学期が終わるたびに表彰状を作って保管。・・・などなど。

 

その内容は、些細なものからちゃんとしたものまで色々ですが、今では6冊の表彰状ファイルが出来ました。

 

「あの時こんなことあったんだね~」と今でも息子は時々見返して喜んでいます。

 

 

3. まとめ

小さい頃から、自分が納得しないと動かない息子を動かすには、ちょっとしたコツが必要でした。でも「納得しないと動かない=納得したら動く」ということです。

 

そのため、何か予定がある度に頭をフル稼働させ 本人が自発的に動きたくなるようにするにはどうしたらいいか考えていました。(現在進行形です)

 

 その中で、割りと効果があったものが「ポイントシール」と「表彰状」作戦でした。

 

どちらも、私もやろうかな~と思うくらいです(笑)。

 

「頑張ったらコレがある」というご褒美があると、大人も子供も自発的に動きたくなりますよね! !

 

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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健診の度にドキドキ!ゆっくり発語からお喋りな現在に至るまでの言葉の発達推移

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育児書を見ると、平均的に1歳頃には意味のある言葉が出てくると書かれています。

 

そんな記事を読むと、我が子は発語がまだだから1歳半健診で引っかかるんじゃないかとドキドキされるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

 

私も、そんなお母さんの一人でした。

 

周りの子が喋っているのに息子はマイペース。

 

健診の度にドキドキしていましたが、7歳になった今では「少し静かにしててくれる?」と言いたくなるくらい家で喋っています。

 

今回は、そんな我が家の息子の言葉の推移について少しご紹介したいと思います。

 

※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。

※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。

【もくじ】
  1. (0歳)偶然見つけたベビーサイン
  2. (1歳)理解はしてるが言葉は出ない
  3. (2歳)単語が出るようになってきた
  4. (3歳)急激に増えた語彙
  5. (4歳)幼稚園に入って更にレベルアップ
  6. (現在)日常的な言葉より専門用語に興味がある7歳
  7. まとめ

 

1. (0歳)偶然みつけたベビーサイン

生後8か月頃 何で知ったか忘れましたが、たまたまベビーサインの講座が開催されることを知り、半年間息子と一緒に通っていました。

 

ベビーサインというのは、アメリカ発祥のもので、まだ言葉が話せない赤ちゃんと手のサインを使ってコミュニケーションを取る方法のことです。

 

例えば「ミルク(おっぱい)」「ぼうし」「おしまい」「もっと」などの言葉を言うとき、お母さんがジェスチャーをつけて繰り返し伝えていると、赤ちゃんが理解して、そのうち赤ちゃん自身もジェスチャーを通してお母さんに要求を伝えてくれるようになるのです。

 

当時、赤ちゃんだった息子と双方コミュニケーションが取れたら楽しいだろうと思って始めたベビーサインですが、のちに、なかなか言葉が出てこなかった息子にとって、ベビーサインは2歳すぎまで大事なコミュニケーションのツールとして役に立ちました。(ちなみに、現在は本人も私もベビーサインをすっかり忘れています。)

 

www.babysigns.jp

 

 

2.(1歳)理解はしてるが言葉は出ない

息子が1歳半の頃から月1でつけていた育児ノートを見返してみると、1歳10か月の時点で ようやく「バイバイ」「ぱーい!(乾杯)」と乗り物の名前が少し言える程度だったようです。平均と比較すると、ゆっくりめです。

 

一方で、色んな物を指さして名前を言ってくれとせがむ記録も残っていたり、「どうぞして」と言ったら物を渡してくれたり、言葉への興味や理解はあったように思います。

 

言葉が出ない=理解していないというわけではなく、息子の場合は言葉としてアウトプットするのが苦手だったようです。

 

2歳直前の育児ノートをみると、「息子は言いたいことが伝わらず、自分自身にイライラしているよう」と書いてありました。

 

1歳児でも自分の気持ちが周囲に伝わらないことに対し、大人と同じように苛立ちを感じるのだと思いました。

 

もしかしたら息子は、頭では分かっているのに言葉で伝えられないもどかしさがあったから、小さいころ癇癪がひどかったのかなと 今になって思います。

 

ちなみに、1歳半健診は こんな様子だったので何か指摘されるかと思っていましたが「ベビーサインで理解しています」と伝えたら「じゃあ大丈夫です」と、スルーしました。(「心配事」のほとんどは当たらないって言いますもんね・・)

 

 

3.(2歳)単語が出るようになってきた

2歳半頃の育児ノートを見てみると、「ここ」「ちっち(こっち)」「いないいないばぁ」「ワンワン」「ねんね」「グーチーパー」など、単語が出てくるようになったと書いてあります。

 

周囲のお友達の言葉と比較すると遅めでしたが、私としては単語が出てきただけでも、コミュニケーションを取るのが格段に楽になったので十分でした。

 

 

4.(3歳)急激に増えた語彙

3歳になり幼稚園の入園が決まったあと、母子分離の体操教室に1年だけ通っていました。(幼稚園での母子分離は、息子にとってかなりハードルが高いと予想していたので入園前に親子で練習しておきたくて通いました。)

 

体操教室という集団の場に週1で通うようになったからか、3歳を過ぎて少ししてから急激にお喋りする量が増えました。

 

・・・とは言っても、まだまだ発音に関しては母親でないと何を言っているのか分からないこともしばしばでした。

 

それでも、一生懸命話そうとすることで、語彙が増えていったのだと思います。

 

ちなみに、まだまだ言葉が微妙だった3歳になってすぐに行われた3歳児健診では、聞かれた質問(名前、今日だれと来たの?何歳?の3つ)にギリギリ答えられ、これまたスルーしたのには驚きました。(いつも帳尻を合わせる息子。すごいわ・・)

 

 

5.(4歳)幼稚園に入って更にレベルアップ

幼稚園に通うようになり、益々語彙が増えていきました。

 

この時期、ベネッセのチャレンジEnglishを受講していたこともあり、しまじろうの英語コンサートに楽しんで行くなど 外国語への興味も出てきたようです。

 

また、テレビの天気予報やニュース(当時の育児ノートにはアメリカのトランプ大統領に興味があるという記録が残っていました(笑))、宇宙、電車など、興味の幅が広がっていったのもこの時期です。

 

また、息子は年少の頃から自分の滑舌が悪い事を認知していたので何とかしてあげたいと思い、それとなく「ハ行」の練習を一緒にやって言えるようになったとき「ぼく、今までハ行が言えなかったのに言えるようになったね!」と嬉しそうに私に報告してくれました。

 

2Eの特性として、その年齢で理解していなくていいことまで分かっている部分があり、それが彼には 時々”生きずらさ”として感じる場合があるようです。

 

 

6.(現在)日常的な言葉より専門用語に興味がある7歳

7歳になった現在の息子は、ゲームとプログラミングをしているとき、集中して何かをしているとき、寝ている間以外はお喋りです。

 

昔はあんなに喋らなかったのに・・・と思うくらい喋ります。

 

当時の私に言ってあげたいくらいです、「あと数年したら喋り続けるから、静かなのは今のうちだよ」と。(笑)

 

息子の場合、1年生が知っているであろう日常的な言葉は意外と知らないことがあるのに、「消費税」「感染者数」「住宅ローン」など、普通の子があまり興味なさそうな専門用語は頭の中に入っていくようです。(笑)

 

今の息子の関心は日々のコロナ感染者数の推移ですし、コロナのワクチンが手に入ったら(嫌いな)注射を自分も受けないといけないのかなど、時事ネタが気になっているようです。

 

 

7. まとめ

今になって振り返ってみると、育児書通りに1歳で言葉が出なくてもそのうち話すのだから そんなに焦らなくて良かったのだと思います。

 

でもそれは過ぎた事だから思えることで、今現在 周囲の子に発語があるのに我が子だけ発語がなかったら、やっぱり多少なりとも焦るのが普通だと思います。

 

だから私は、お母さんは焦ってもいいと思います。(だって人間ですから!)

 

でも、焦るだけだと お母さんのストレスになるし疲れてしまうので、「焦る」+「ポジティブな何か」があると良いと思います。

 

例えば、

◎焦ってるけど 育児日記を書いて我が子の成長を見える化する

◎焦ってるけど ベビーサインをやって言葉以外でコミュニケーションが取れる方法を探す

◎焦ってるけど 同じような状況のお母さんを探して一緒に喋る

 

・・・とか。

 

何でもいいので お母さん自身がちょっと前向きになれること同時進行しながら焦れば、きっとトータルで見たときに、

 

焦る(不安)<ポジティブ(前向き)」

 

になって、お母さんの気持ちが少し楽になるのではないかと思っています。

 

《勉強のために読んだ本》
『自閉症くんのトテトテ小学生生活』(moro 著)

『HSPと発達障害』(高田 明和 著) 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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お母さんの心が穏やかであるために、私がやっている気分転換の方法

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発達に特性がある子を育てていると、育児書通りにならないことへの不安焦りでお母さんの心が不安定になる機会が多いと思います。

 

それに加えて、我が子からの暴言・暴力にイライラして怒ったり(時に怒鳴ったり)毎日心がジェットコースター並みにアップダウンすることもあるのではないでしょうか。(私はあります!笑)

 

本人も好きで暴言を言ってるわけではないこと、やめたいけど止められないことは重々承知ですが、お母さんも一人の不完全な人間です。やっぱり気分にムラがでますよね。

 

今回は、私がやってみて効果があった気分転換の方法を載せてみようと思います。

 

お母さんの性格・タイプによって全く役に立たないものもあると思いますが、もし使えそうなものがあれば試してみてくださいね。

 

※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。

※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。

【もくじ】
  1. 掃除をする
  2. 好きな本を読む
  3. 別室へ移動
  4. 日記を書く
  5. 継続的に相談できる場所を見つける
  6. 一人で喫茶店に行く
  7. 一人カラオケ
  8. 一人映画
  9. まとめ

 

 

 

1.  掃除をする

子供とケンカをしたとき、言わなくてもいいことまで言ってしまう前に別の行動に意識を向けると案外落ち着けます。

 

私の場合、水回りや床の掃除を時間を決めてすることで、イライラした心が徐々に穏やかになれます。ウツの人の心のケアにトイレ掃除が効果ありという記事を以前何かで読んだことがありますが、掃除をして家がピカピカになることで、心のモヤモヤも晴れるのかもしれませんね。

 

 

2. 好きな本を読む

こちらも、子供に対してイライラした時すぐにできる気分転換です。好きな本を読むと その間は本に気持ちが集中するので少しの間イライラを忘れられます。

 

私が最近好きで読むのが垣谷美雨さんの小説です。世間の「あるある」を的確、且つユーモラスに書かれているので思わず一気読みしてしまいます。

 

★垣谷美雨さんの本、お勧め2作品↓↓↓

(Amazonではkindle版もあります)

 

 どちらも面白くて、一気読みしました!

 

 

3. 別室へ移動

子供と言い合いになった時に、これ以上相手をするとヒートアップすると思ったら「お母さんは15分くらい向こうの部屋に行くから何かあったら呼んでね💛」と穏やかに言って移動しています。(穏やかじゃない時もありますが。笑)

 

別名「タイムアウト」と言われているものですが、お互いに顔を見なければイライラが落ち着くので、我が家では結構使っています。(現在は息子も「お母さん、あっち行ってていいよ」と言うので実行できていますが、幼稚園の頃は私が別室に行くと追いかけてきたので、そういう時は 掃除をしたり本を読むことで心を落ち着けていました。または夫など別の人に見ててもらって別室へ。)

 

 

4. 日記を書く

こちらは一人時間にやっている事です。私は昔から書くことが好きで、今でも自分の気持ちを整理するために時々日記を書いています。

 

日記は自分しか読まない前提なので何でも書けます。(ただし、ネガティブなことばかりだと後で読み返した時に暗い気持ちになるので、最後は必ずポジティブに終わるように意識しています。)

 

ついでに子供の行動記録を書いておくと、どういう時に癇癪が起きるか知るキッカケになります。また子供の発言に対して自分がどういう行動を取ったのかまで書いておくと、今後の対応策を考える時に役に立ったりします。

 

日記の良いところは、過去の自分に今の自分が励まされることだと思います。昔の日記を読み返し「あの時の私はこんな風に頑張っていたんだな!」と思えると、パワーを貰えます。

 

 

5. 継続的に相談できる場所を見つける

息子が幼稚園の時も、子育てについて地域の相談窓口や療育に何度か行ったことがありました。

 

しかし 子供が楽しくなさそうだったり、私のテンションが下がるようなことばかり言われると所だったりと、正直どこもイマイチで、基本的には家庭内で対応してきました。

 

「私が頑張ればきっと大丈夫、どうにかなる、まだ一人でも頑張れる。」と思っていたので、色々な本を読んで子育てについて勉強したり、困ったときには実家の母に相談していました。

 

ところが、親だけでなく本人も困りごとを抱えるようになった時点で、継続的に話を聞いてもらえる場所を探しました。具体的には学校のスクールカウンセラーや病院の先生、同じような特性を持つ子のお母さんなどです。

 

我が子の状況を継続して知っていてくれる人や場所があることで、肩の荷が少し軽くなります。

 

特に、同じ特性を持つ子供を育てているお母さんの話は、共感する部分がいくつもあり、役立つ情報を教えてもらえることが多いです。

 

 

6. 一人で喫茶店に行く

最近1時間くらいなら一人で留守番が出来るようになった息子。そのため、スーパーで買い物をした後に15分でも時間があれば、出来るだけ喫茶店に入りコーヒーを飲むようにしています。

 

現在 息子は不登校(別名:ホームスクーリングだと私は思っています)なので、家でずっと一緒にいると正直お互いに煮詰まることもあり、些細なことで言い合いになることもあります。

 

なので「自由な私」を味わうために、そして息子にも口うるさいお母さんがいない一人時間を作ってあげるために、少しでもいいから一人時間を確保するようにしています。

 

特に一人喫茶店で「外でコーヒーを飲む時間がある優雅な私」を無理にでも作り出すことで、心に余裕が出てくるので、今の私には必須です。

 

 

7. 一人カラオケ

最近はコロナの影響で行けていませんが、少し前までは時々一人カラオケをしていました。なぜなら、私の中では「ストレス発散度 第1位」だからです。大声で歌を歌った後は、まるで運動後のように爽快な気分になれます。30分あれば行けるので、また落ち着いたら行きたいと思っています。

 

 

8. 一人映画

家族が息子の面倒を見てくれるチャンスがあった時に行っています。

 

息子が幼稚園の頃は、朝9時に幼稚園に送ったあとダッシュで駅へ向かい、朝一の映画を観に行ったりしていました。巨大スクリーンでの映画鑑賞は非日常を味わえ、お母さんではない「私」を取り戻すための大事な時間です。

 

 

9. まとめ

以前、息子のHSC(人一倍敏感な子)を疑ったときに読んだ本 "the highly sensitive child"(Elaine N Aron,Ph.D.) に、とても良いことが書いてありました。これはHSP(人一倍敏感な人)である親に向けて書いてあったメッセージですが、親が最優先するべき事は、親自身の安定(冷静さ)を保つこと」だと書かれていました。(※翻訳のプロではないので訳が違ったらごめんなさい。大まかな内容は合っていると思います。) 

↑楽天は電子書籍版のみです。Amazonでは紙とkindle版と両方あります。
 

親自身が冷静さを保つこと。それはまるで飛行機の酸素マスクと似ていて、トラブルが起きた時に親が先に酸素マスクをつけて息ができる状態にしないと、子供を助けるどころではなくなる。

 

だから、まず(HSPの)親は、自分が「冷静」「幸せ」「健康」でいるためのメンテナンス(手入れ)をしましょう。そうやって親の心が安定した状態で子育てをしていると、結果的に子供の心も安定するというような内容が書かれていました。

 

これはHSPの親に限らず、きっと全てのお母さん達にも同じことが言えるのではないでしょうか。

 

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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