健診の度にドキドキ!ゆっくり発語からお喋りな現在に至るまでの言葉の発達推移
育児書を見ると、平均的に1歳頃には意味のある言葉が出てくると書かれています。
そんな記事を読むと、我が子は発語がまだだから1歳半健診で引っかかるんじゃないかとドキドキされるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
私も、そんなお母さんの一人でした。
周りの子が喋っているのに息子はマイペース。
健診の度にドキドキしていましたが、7歳になった今では「少し静かにしててくれる?」と言いたくなるくらい家で喋っています。
今回は、そんな我が家の息子の言葉の推移について少しご紹介したいと思います。
※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。
※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。
- (0歳)偶然見つけたベビーサイン
- (1歳)理解はしてるが言葉は出ない
- (2歳)単語が出るようになってきた
- (3歳)急激に増えた語彙
- (4歳)幼稚園に入って更にレベルアップ
- (現在)日常的な言葉より専門用語に興味がある7歳
- まとめ
1. (0歳)偶然みつけたベビーサイン
生後8か月頃 何で知ったか忘れましたが、たまたまベビーサインの講座が開催されることを知り、半年間息子と一緒に通っていました。
ベビーサインというのは、アメリカ発祥のもので、まだ言葉が話せない赤ちゃんと手のサインを使ってコミュニケーションを取る方法のことです。
例えば「ミルク(おっぱい)」「ぼうし」「おしまい」「もっと」などの言葉を言うとき、お母さんがジェスチャーをつけて繰り返し伝えていると、赤ちゃんが理解して、そのうち赤ちゃん自身もジェスチャーを通してお母さんに要求を伝えてくれるようになるのです。
当時、赤ちゃんだった息子と双方コミュニケーションが取れたら楽しいだろうと思って始めたベビーサインですが、のちに、なかなか言葉が出てこなかった息子にとって、ベビーサインは2歳すぎまで大事なコミュニケーションのツールとして役に立ちました。(ちなみに、現在は本人も私もベビーサインをすっかり忘れています。)
2.(1歳)理解はしてるが言葉は出ない
息子が1歳半の頃から月1でつけていた育児ノートを見返してみると、1歳10か月の時点で ようやく「バイバイ」「ぱーい!(乾杯)」と乗り物の名前が少し言える程度だったようです。平均と比較すると、ゆっくりめです。
一方で、色んな物を指さして名前を言ってくれとせがむ記録も残っていたり、「どうぞして」と言ったら物を渡してくれたり、言葉への興味や理解はあったように思います。
言葉が出ない=理解していないというわけではなく、息子の場合は言葉としてアウトプットするのが苦手だったようです。
2歳直前の育児ノートをみると、「息子は言いたいことが伝わらず、自分自身にイライラしているよう」と書いてありました。
1歳児でも自分の気持ちが周囲に伝わらないことに対し、大人と同じように苛立ちを感じるのだと思いました。
もしかしたら息子は、頭では分かっているのに言葉で伝えられないもどかしさがあったから、小さいころ癇癪がひどかったのかなと 今になって思います。
ちなみに、1歳半健診は こんな様子だったので何か指摘されるかと思っていましたが「ベビーサインで理解しています」と伝えたら「じゃあ大丈夫です」と、スルーしました。(「心配事」のほとんどは当たらないって言いますもんね・・)
3.(2歳)単語が出るようになってきた
2歳半頃の育児ノートを見てみると、「ここ」「ちっち(こっち)」「いないいないばぁ」「ワンワン」「ねんね」「グーチーパー」など、単語が出てくるようになったと書いてあります。
周囲のお友達の言葉と比較すると遅めでしたが、私としては単語が出てきただけでも、コミュニケーションを取るのが格段に楽になったので十分でした。
4.(3歳)急激に増えた語彙
3歳になり幼稚園の入園が決まったあと、母子分離の体操教室に1年だけ通っていました。(幼稚園での母子分離は、息子にとってかなりハードルが高いと予想していたので入園前に親子で練習しておきたくて通いました。)
体操教室という集団の場に週1で通うようになったからか、3歳を過ぎて少ししてから急激にお喋りする量が増えました。
・・・とは言っても、まだまだ発音に関しては母親でないと何を言っているのか分からないこともしばしばでした。
それでも、一生懸命話そうとすることで、語彙が増えていったのだと思います。
ちなみに、まだまだ言葉が微妙だった3歳になってすぐに行われた3歳児健診では、聞かれた質問(名前、今日だれと来たの?何歳?の3つ)にギリギリ答えられ、これまたスルーしたのには驚きました。(いつも帳尻を合わせる息子。すごいわ・・)
5.(4歳)幼稚園に入って更にレベルアップ
幼稚園に通うようになり、益々語彙が増えていきました。
この時期、ベネッセのチャレンジEnglishを受講していたこともあり、しまじろうの英語コンサートに楽しんで行くなど 外国語への興味も出てきたようです。
また、テレビの天気予報やニュース(当時の育児ノートにはアメリカのトランプ大統領に興味があるという記録が残っていました(笑))、宇宙、電車など、興味の幅が広がっていったのもこの時期です。
また、息子は年少の頃から自分の滑舌が悪い事を認知していたので何とかしてあげたいと思い、それとなく「ハ行」の練習を一緒にやって言えるようになったとき「ぼく、今までハ行が言えなかったのに言えるようになったね!」と嬉しそうに私に報告してくれました。
2Eの特性として、その年齢で理解していなくていいことまで分かっている部分があり、それが彼には 時々”生きずらさ”として感じる場合があるようです。
6.(現在)日常的な言葉より専門用語に興味がある7歳
7歳になった現在の息子は、ゲームとプログラミングをしているとき、集中して何かをしているとき、寝ている間以外はお喋りです。
昔はあんなに喋らなかったのに・・・と思うくらい喋ります。
当時の私に言ってあげたいくらいです、「あと数年したら喋り続けるから、静かなのは今のうちだよ」と。(笑)
息子の場合、1年生が知っているであろう日常的な言葉は意外と知らないことがあるのに、「消費税」「感染者数」「住宅ローン」など、普通の子があまり興味なさそうな専門用語は頭の中に入っていくようです。(笑)
今の息子の関心は日々のコロナ感染者数の推移ですし、コロナのワクチンが手に入ったら(嫌いな)注射を自分も受けないといけないのかなど、時事ネタが気になっているようです。
7. まとめ
今になって振り返ってみると、育児書通りに1歳で言葉が出なくてもそのうち話すのだから そんなに焦らなくて良かったのだと思います。
でもそれは過ぎた事だから思えることで、今現在 周囲の子に発語があるのに我が子だけ発語がなかったら、やっぱり多少なりとも焦るのが普通だと思います。
だから私は、お母さんは焦ってもいいと思います。(だって人間ですから!)
でも、焦るだけだと お母さんのストレスになるし疲れてしまうので、「焦る」+「ポジティブな何か」があると良いと思います。
例えば、
◎焦ってるけど 育児日記を書いて我が子の成長を見える化する
◎焦ってるけど ベビーサインをやって言葉以外でコミュニケーションが取れる方法を探す
◎焦ってるけど 同じような状況のお母さんを探して一緒に喋る
・・・とか。
何でもいいので お母さん自身がちょっと前向きになれること同時進行しながら焦れば、きっとトータルで見たときに、
「焦る(不安)<ポジティブ(前向き)」
になって、お母さんの気持ちが少し楽になるのではないかと思っています。
『自閉症くんのトテトテ小学生生活』(moro 著)
『HSPと発達障害』(高田 明和 著)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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