不登校中の勉強。どうしたらやる気になってくれる?
子供が不登校(ホームスクール)になると、親には様々な気持ちが湧いてくると思います。
その中で、親が”気になること”の上位は「うちの子勉強しないんだけど、大丈夫かしら??」ではないでしょうか?
私もこの3年間、基礎学習だけはしてほしいという願いから、息子のやる気を引き出そうと色々な方法を試してきました。上手くいく時もあれば失敗する時もあります。同じことをしても、本人の気分によって上手くいかない日もあります。
でも、それでもいいと思うのです。お母さん(お父さん)自身が試してみること、行動することで、きっと何かしら解決のヒントを掴むことができていると思うのです。
参考になるか分かりませんが、今回は 私が実践してみた方法をいくつかご紹介させていただきたいと思います。
※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。
※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。
1. 「メイン教材」を決める
2. 1週間もしくは1か月単位で帳尻を合わせる
3. 本人にとって勉強するメリットは何か?
4. 完璧を目指さない。6~7割できたら花丸!
5. お母さん(お父さん)へのご褒美は必須!
1. 「メイン教材」を決める
子供にどの程度勉強させたいかは、ご家庭によって様々だと思います。「うちの場合は勉強は最低限できればいいわ」という方から「うちの子は中学受験させる予定だからしっかりやるわ」という方まで、色々だと思います。
なので 一概には言えませんが・・・
我が家の息子が不登校になった当初、私は「学校に行ってないから勉強ができないと思われたくない」という親のエゴもあり、通信教育に市販のドリル、勉強アプリなど、あれもこれもやらせてみた時期がありました。
しかし、それだと子供が荒れたり、親自身が「今日はこれだけさせなきゃ!」とイライラするときが、今思えば結構ありました。(一応補足ですが・・・やりたくない子に無理やりさせたのではなく、本人と勉強範囲を一緒に決めて行っていました。それでも母子ともにプレッシャー?ストレス?になり、イライラしする時がありました。)
この状態だと、誰のために、何のために勉強をするのか分からなくなってしまうので、最近では「最低限これだけはやってほしい」と思うメインの教材を決めることにしました。
息子の場合は、「チャレンジ小学生講座」です。
特にこだわりは無いのですが、我が家の場合、入園前からベネッセ「こどもチャレンジ」を使っていたため、今もメイン教材にはチャレンジを使っています。
学校の宿題が多少できなくても(あるいは全くしなくても)、最低限メイン教材であるチャレンジだけは1日1つ勉強すると決めることで、「これだけはやっている」という安心感(親の気持ち)と、毎日継続することで習慣化(子供への効果)が定着してきたように思います。
また 誰が教えるかも大事で、3年生までは私が横について教えていましたが、親子だとケンカすることもあるので、去年から家庭教師に来てもらっています。
お子さんの性格や特性によって、親が教えたほうが良いタイプ、家庭教師や個別指導(塾など)が合ってるタイプ、集団の方が向いているタイプなど様々だと思います。
お子さんにピタッと合う勉強方法が見つかれば、きっと学ぶことが楽しくなってくるのではないかと思います。
2. 1週間もしくは1か月単位で帳尻を合わせる
毎日コツコツと勉強できることが理想ですが、そうは言っても、人間やりたくない日だってあります。(^^;)
大人である自分も「今日はご飯作るの面倒くさいな」と思う日があるので、子供にも当然「やりたくない日」はあると思います。
そんなときは、一応声掛けはしますが「今日はやらない!!」と断固拒否された場合は、こちらも潔く諦めます。その代わり「一週間」もしくは「一ヶ月」単位で帳尻があっていればOKにしてしまいます。
大人ですら毎日継続なんて出来ないのに(私だけ?(笑))他人に”やりなさい”とは言えませんよね。(笑) いっそのことそんな日は「●●君が勉強しないなら、お母さんも今日は手抜きの日!」と決めて、いつもやっている家事を一つ減らしてみてはいかがでしょうか?
3. 本人にとって勉強するメリットは何か?
そもそも、子供にとって勉強するメリットは何でしょうか?
「将来の役に立つから?」「大学に入るのに必要だから?」確かにそうです。
でも お子さんによっては、遠い未来のために「勉強」が役に立つと言われても、ピンとこないお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
だとしたら、(お子さんのタイプにもよると思いますが)今勉強することが 近い未来のハッピーに繋がる方が「やろう!」と気持ちになりやすいのではないでしょうか。
例えば、「漢字プリント1枚解いたらYouTube10分見ていい」とか、「計算ドリル1ページ終わったらゲーム10分やっていい」など、本人にとって分かりやすいメリットを作るのです。
「うちの子は書字障害があるからプリント1枚やるのも大変!」という場合は、量を減らして「漢字1文字書いたらOK」とか「計算問題の文字はお母さんが書くから頭の中で計算ができたらOK」など、クリアの条件はお子さんによって色々と変えていいと思うのです。
とにかく、子供が「勉強をすると良いことがある」という成功体験(ハッピーな記憶)を持ってくれれば、次もやってみようかな、と思うのではないかと考えています。
我が家でも、「このプリント早く終わらせてほしいな~」と思う時は、ゲームの前に「プリント1枚終わったら30分ゲームしていいよ!(笑顔)」と言うと、すんなりやってくれることがあります。
逆に「ゲームやったらプリントやる」と言われる場合もありますが、その時は「わかった!じゃあゲーム終わったらプリントやって、そのあとおやつにしようか!」など言うと、やってくれることが多いです。
お母さん(お父さん)も子供も、双方がハッピーになるようにするにはどうしたらいいか?という視点で考えてみると、上手くいきやすいかもしれません。
4. 完璧を目指さない。6~7割できたら花丸!
私は、どちらかというと放っておいたら完璧主義の傾向があるので(笑)、自分のことはともかく、子供のことに関しては意識して完璧を目指さないようにしています。
そもそも、完璧の定義は人によって違うはずなので、自分が決めた”完璧”に子供を近づけようと思うのは、変なことだと思うのです。
勉強に関しても、予定の6~7割できていれば十分!よくやった!と思うように心がけています。何なら昨日の息子よりも今日の息子が1ミリでも成長していれば、凄いことだと思うのです。(大人になると物忘れなど、退化することの方が多いのでね。笑)
以前も このブログに書きましたが、どの方向から物事を見るかで、見え方は全然違ってきます。なので、できれば親も子もハッピーになる見方をしたいなぁと思っています。
5. お母さん(お父さん)へのご褒美は必須!
この記事の最後になりますが、実は一番大事だと思うのはコレです。
お母さん(お父さん)、ご自身へのご褒美、ちゃんとしていますか?
子供に関する事、家事、仕事におわれて、なかなか自分をハッピーにするための時間を作れない方もいらっしゃるのではないかと思いますが、自分の心をメンテナンスする時間は、とっても大事だと思うのです。
なぜなら、子育てにおいて一番重要な役割を果たしているのは お母さん(お父さん)で、そのお母さん(お父さん)の心(体も)が疲れ果てていたら、思ったような子育てをしにくくなるからです。
だから、1日10分でも20分でもいいので(何なら5分でも!)、何か心が休まること、もしくは楽しくなること、思わず笑ってしまうことなどをして、ご自身の心を癒してほしいと思うのです。
私の場合、いまでこそ息子も穏やかになり、心に余裕ができてきましたが、3年前に息子が不登校になり荒れまくっていた時期は、”私が何とかするしかない!”と一人で抱え込み、毎日必死に過ごしていました。そのせいで、胃が痛くなり、頭痛がしたり、涙が出てきたり・・、表向きは平気なふりをしていましたが、本当はボロボロでした。
そこで、「このままじゃいけない!」と思い、イラストを描くようになったり、週末一人でカフェに行ったり、一人カラオケに行って歌いまくったりしているうちに、徐々にいつもの自分が戻ってきました。
だから 何でもいいのです。今このブログを読んでくださっている お母さん(お父さん)が 子育ての合間、少しの時間でもいいので、好きなことをして、自分らしくいられる時間を取り戻して下さるといいなと切に願っています・・・
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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