発達障害×ギフティッドの2E育児。親子で無理しない子育ての工夫

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ホームスクーリングのメリット・デメリット

色々あって ここ数ヶ月ブログの更新をしていませんでしたが、

息子は無事に3年生になり、我が家のホームスクーリングも3年目に入りました。

 

最初のうちは私の中でも色々と葛藤がありましたが、最近になって「どうやら息子にはホームスクーリングの方が合っているらしい(少なくとも今の日本の公教育の中では)」と心から思うようになり、私が今 子供にしてあげられることは何だろう?とあれこれ考えるのが 少しずつ楽しくなってきました。

※補足ですが、とりあえず義務教育の間はホームスクールが良さそうだと感じていますが、その先のことは、またその都度考える予定です。

 

そんなホームスクーリング歴3年目のお母さんが思う、ホームスクーリングのメリット・デメリットについて少し書いてみたいと思います。

 

※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。

※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。

【もくじ】

1. ホームスクーリングって何?

2. ホームスクーリングって何するの?

3. ホームスクーリングの良い点(メリット)

4. ホームスクーリングの悪い点(デメリット)

5. 結局どうなの?

 

1. ホームスクーリングって何?

 

そもそも「ホームスクーリング」とは何なのでしょうか?

 

Wikipediaによると、

ホームスクーリング(英語:homeschooling)は、学校に通学せず、家庭に拠点を置いて学習を行うことをいう。オルタナティブ教育の形式のひとつであり、ホームスクール(英語:homeschool)、ホームエデュケーション(英語:home education)なとどもいう。

とあります。

 

現在我が家では、まさに家庭に拠点を置いて学習し、週2日(各1時間ずつ)は学校の通級に通う形でのホームスクーリングを行っています。

 

 

2. ホームスクーリングって何するの?

 

ホームスクーリングのやり方は、本当に人それぞれだと思います。

結論から先に言ってしまえば、何をしてもいいのではないでしょうか?

 

そうは言っても、親の立場からすると色々と気になると思いますので、あくまでも我が家のケースですが、少しご紹介いたします。

 

 

基礎学習(該当学年の勉強):

我が家の場合、まず始めに勉強について息子と話し合いをしました。

学校の勉強は一応やって欲しい親の希望と、学校と同じスピードで学習したい息子の意見が一致したので、学校の勉強(漢字ドリル、計算ドリル、その他宿題やテスト)は、自宅で出来そうなものはやり、担任の先生に毎週渡しています。

 

※基礎学習の他に、我が家では小さい頃から本人の希望で1学年上の”こどもチャレンジ”をやっていて、現在も継続しているため、予習(?)のような感じで1学年上の学習も並行して行っています。

 

※勉強については、気持ちが乗らずスムーズにいかない日もありますが、「そういう日もあるよね」と本人の気持ちに寄り添い 勉強量を減らしたり、もしくは思い切ってゼロにする時もあります。個人的には「そんな日があっても、まぁいいのかな」と思っています。

 

 

●自由時間:

1日のうち、大半が自由時間になります。(笑)

自由時間の過ごし方は、最近はYouTubeを見たり、ビデオを見たりと、画面を見る時間が多いです。

 

でも時々一緒にスーパーに行ったり、散歩に行ったり、運動不足解消のためにストレッチや体を使った遊びの時間にしたり、実家の庭で虫取りをしたり、時には電車に乗って遠出したりと、その時々で考え、色々なことをするように意識しています。

 

そうは言っても、一日中家にいてダラダラしているようにしか見えない日もありますが、親も子も、毎日完璧には出来ないので(逆に、完璧にできなくて当たり前)それもまた良しかな・・・。

 

我が家は、そんな感じで日々を過ごしています。

 

 

3. ホームスクーリングの良い点(メリット

 

「じゃあ、ホームスクーリングをやっていて良かった点って何ですか?」と聞かれたら。

 

以下の3点が挙げられると思います。

 

時間に追われなくていい

毎日学校に通っていた時は、朝起こすことから始まって、子供の精神状態をできるだけ良い状態に保ちつつ送り出すことに一苦労でした。しかも始業時刻は決まっているので、時間との戦いにもなります。

 

また、学校から帰ってからも、宿題をさせたり、ゲーム時間の管理をしたり、次の日の準備を一緒にしたり等々、時間に追われていたように思います。

 

ところが現在は、親子で相談をして生活のリズムを決めているので(ゆる~くですが)時間に追われている感覚は、ほぼありません。

 

そして、平日の人が少ない時間に出かけられることもメリットだと思います。我が家の場合、外に行くことを拒否する時期もありましたが、慣れると平気になってきました。(日によって、今でも多少の気分の変化はありますが、それもまた良しです。)

 

 

子供の興味や速度に合わせて学習できる

学校に通っていた頃の様子を息子に聞いたところ、「早く終わったら待ってないといけないのが暇だった」とか「早く終わったら、図工の作品をもう一つ作らされた」など、暇な時間が多かったことが分かりました。

 

もちろん、約30人の子供に対して一人の先生が授業しないといけないので、全員が満足する授業をするのは ほぼ無理だと思いますが、息子にとっては、この学習のペースが合わないことも不登校になった要因の一つだったようです。

 

そこを踏まえて、ホームスクーリングをする際は その日の学習内容を一通り考えますが、もう既に分かっている部分は飛ばしたり、1問だけ解いたらOKにしたり、私がする説明だけ聞いたらOKにしたり、臨機応変に変えています

 

最初の頃は「学校と同じことをやらせたほうがいいかな」とか「ドリルは全部解かせたほうがいいかな」など悩みましたが、それでは学校にいるのと一緒だと気づき、本人に合った内容・合ったペースで進めて勉強嫌いにさせないことが一番大事だと、私も最近になってようやく気付きました。(笑)

 

親も失敗や経験の中から 日々学びますね。(^^;)

 

 

子供の心が安定してきた

ホームスクーリングにして良かったことの一番は、やはりコレではないでしょうか。

 

特に、感覚過敏があったり繊細なお子さん、集団が苦手なお子さんにとって、学校に行かなきゃならないというプレッシャー・ストレスは、なかなかのものではないでしょうか。

 

息子の場合も、私が気づいているだけでも 感覚過敏、集団が苦手、同世代と話が合わない、学習のペースが違う、先生が怒鳴る(当時)など、今思えば「逆に学校に行く意味は何だろう?」と思ってしまうくらい 彼にとって過酷な状況だったのだと思います。(本当の所は本人にしか分かりませんが、あくまでも母の推測です)

 

当時は、登校前は 吐き気がしたり不安になり、帰宅後は 学校でのストレスから荒れてゲームをしまくり、勉強が手に付かない状態になったことも、今思えば 彼のキャパシティーを完全に超えていたのだと思います。

 

毎日ネガティブ発言+暴言があり、「生きる意味」を問い、まだ7歳の小さい子供が、学校に行くだけで こんなにも苦しまないといけないものかと、親として何とも言えない気持ちでした。

 

そんな息子も、ホームスクーリング3年目の今は 基本穏やか、前向きで、よく笑います。

 

細かいことを言えば、日々の生活では色々とありますが、全体的には 表情が明るくなり、勉強も自主的にやり、大好きなゲームも時間を意識できるようになり、また将来に向けて本人なりに色々と考えているようです。

 

何をするにしても、まずは本人の心と体が健康であるという土台が大事で、土台さえ安定していれば、その上には何でも載せられるのではないでしょうか。

 

 

4. ホームスクールの悪い点(デメリット

 

「ホームスクーリングの良い点は分かったけど、やっぱり何だか大変そう。デメリットって何ですか?」と聞かれたら。

 

恐らく以下の2つだと思われます。

 

親(特に母親)が大変

はい。ご想像通り、ホームスクーリングの良い点を色々と体感している私でも、大変か大変じゃないかと言ったら、学校に通わせるよりホームスクーリングは大変です。(笑)

 

なぜなら、普段の日常生活の他に 全ての勉強(学習計画も)、3度の食事、学校とのやり取り、その他諸々、全て母親がやるからです。(我が家の場合)

※時々 夫に代わってもらうこともありますが、窓口は一人の方が話が通じやすいので(話の取りこぼしがない)基本は私がやっています。

 

中でも 学習計画は、学校でもらう年間学習予定表を見ながら、何月にどのあたりまで進んでいればいいか確認しながら勉強を進めています。親子間だと勉強する際に ケンカがあったりして、うまく進まない場合もありますが、それも想定内として、多少の誤差や省略はOKとしています。

 

また、お母さんの自由時間が激減するので、その対策も考える必要があると思います。

 

我が家では、息子がYouTubeを観たりしている時間は 私も仕事や趣味など自分の時間にするようにしています。「●●時までは、お母さんも自分の時間だから、●●時になったら、また一緒に勉強しようか!」など、その都度時間を決めて対応しています。

 

また 夫が在宅ワークのときなどは子供を預け、ママ友とお茶をする時間も作り、息抜きをしています。

 

仲間が少ない・いない / 見本がいない

ホームスクーリングをするにあたって、近所にホームスクーリング仲間がいれば一番良いのでしょうが、実際は なかなか難しいと思います。

 

やはり学校に通っている子供の人口の方が多いので(特に小学校低学年は)同じ学年のママ友に話しても あまりスッキリせず、結局 中学生や高校生の不登校気味のお子さんを持つお母さんに話を聞いてもらったりしていました。

 

また、ホームスクーリングの見本となる人も身近にいなかったので、良いと思った方法はとにかく色々と試し、失敗したり試行錯誤する中で、少しずつ今のスタイルに落ち着いてきた感じです。

 

※補足:

ホームスクーリング当初、「同世代と交流する機会が減るのはどうなの?」と思いましたが、実社会に出れば異年齢との関わりがメインです。息子の場合、大人とは話が自然に出来るので今のところ、特にデメリットに感じることはありません。

 

5. 結局どうなの?

 

「じゃあ結局ホームスクーリングってオススメ?それとも やらない方がいいの?」と聞かれたら。

 

一概にどちらが良いとは言えないです」と答えます。

 

 

私自身は、今の息子を見ていて「ホームスクーリングに変えて良かった」と思っていますが、お子さんによっては友達が多い学校の方が合う場合もありますし、家庭の状況によってはホームスクーリングが難しいケースもあるでしょうし、状況は許すけど親としては出来れば学校に行ってほしいなど、色々とあると思います。

 

なので、色々書いておきながら「一概には言えない」なんていう曖昧な答えで申し訳ないのですが、結局は、親と子でお互いが納得できるまで対話を重ねることが大事なのかなぁと思います。

 

ホームスクリーングをしてもしなくても、親と子の意見(気持ち)を声に出して伝えあい、すり合わせ、互いに「これなら まぁいいかな」という妥協点(納得できるところ)を探す作業をすることで、親子の信頼関係も深まっていくのではないでしょうか。

 

その途中で、ケンカや意見の違いが出るのも当たり前で、でも目的を間違わず(子供を親の思い通りに行動させるが目的ではない)両者のWIN-WIN(両方にメリットがある・両者が納得いく)を目指していけば、それがどんな結果になろうとも お互いに後悔はないのではないかと思います。

 

我が家も 現在はホームスクーリングをしていますが、今後何がどう変わるか分かりません。でも、その都度 子供と話し合いをしていけたらいいなと思っています。

 

皆様も、皆様のご家庭にとって良い選択ができますように。

周りから色々と言われるケースもあるかとは思いますが、どうかご自身とお子さんが納得できる選択肢を選ばれますように。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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