発達障害×ギフティッドの2E育児。親子で無理しない子育ての工夫

繊細で個性的な君へ。お母さんはどんな時も絶対に君の味方です。

幼稚園2年目は「体験」の年。園内・園外での経験を通して大きく成長

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前回に引き続き幼稚園の頃の出来事を書きたいと思います。

今回は年中の頃のお話です。

 

幼稚園の行事も2年目(2回目)になると、だいぶ一連の流れが分かってきて、登園渋りがグッと減り、イベントにも積極的に参加していました。

 

一方で、一番仲良しの子にちょっかいを出すなどの問題も出てきましたが、(本人としては大好きな友達だったので、沢山関わりたいと思っていたのかもしれません)親子で話し合い、少しずつ他人との正しい関わり方を学んでいった、大事な時期でした。

 

年少の頃の記事についてはこちらから。↓↓↓

asdchild.hatenablog.com

 

※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。

※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。

【もくじ】
  1. 持ち前の好奇心で色々挑戦
  2. 大好きな友達に執着する
  3. 年中時代に興味あったこと
  4. まとめ

 

 

1. 持ち前の好奇心で色々挑戦

 

年少の頃は、色々な行事を渋っていた息子ですが、年中になると幼稚園生活にも慣れ、イベントなども ほぼ全て参加できるようになりました。

 

また 自信がついたのか、本来持っている好奇心が前に出始め、幼稚園の延長保育に自分から参加してみたり、お友達を家に招いてみたり、苦手だったプール教室への入会も決心しました(結局は半年以内に退会しましたが)。その他 主人と男二人旅で電車に乗って色んな所へ出かけたり、年中 そして年長では 様々な体験をすることができました。

 

特に印象的だったのが、半年程度しか通わなかったプール教室での野菜収穫のイベントに一人で参加したことです。息子の場合、不安よりも好奇心が勝つと、一人でどんなことでもチャレンジできてしまうのです。

 

 

幼稚園での生活に慣れてきたこと、それによって自信がついてきたことで、様々なイベントに積極的に参加できた年中。

 

幼稚園以外のイベントでは、初めての場所や人に対して 自分から積極的には関わらなくても、その場に居られたイベントに参加できたことは、息子の中でも きっと何か得るものがあったと思うので、貴重な体験だったと思います。

 

 

2. 大好きな友達に執着する

 

幼稚園に入園する前、息子には 唯一心を許していた仲良しの子がいましたが、その子は入園前に引っ越してしまい、その後しばらく 息子が楽しんで遊べる子はいませんでした。

 

しかしその後 幼稚園に入り、年少・年中と同じクラスになった あるお友達と、お互いに「仲良し」と言えるような関係になりました。

 

普段は 人と一定の距離をとる息子ですが、自分が心を許した人とはずっと一緒にいたいと(当時の息子は)思っていたようで、何をするにも その子と一緒、そして よくそのお友達の行動の真似をしていました。(今思えば この「真似」もASDの特性なのですが、当時は知りませんでした。)

 

お互いに楽しく遊んでいるうちは良かったのですが、年中に途中から 息子の「好き」が強くなりすぎて 相手が嫌がるちょっかいを出すようになりました(多分本人は遊んでいるつもり)。相手がイヤだと思っても それを察することができず(あとになって言われれば理解できるのですが)先生から注意されていた時期がありました。

 

当時私は 息子にASDの特性があることを知りませんでしたが、この頃の私の育児ノートには「お母さんは絶対に怒らないし君の味方だからね。だから、君とお母さんがニコニコできるように一緒に考えよう。」と言って、お友達との関わり方を息子に伝えたと書いてあります。

 

この頃の私は今より心の余裕があったのか(?)頭ごなしに叱らずに、事実と改善策を淡々と話し合っていたようです。

 

トラブル自体は決して喜ばしいことではないけれど、ASDの特性がある子にとっては人との関わり方を学ぶ貴重な機会なので(謝り方、仲直りの仕方を学ぶチャンス)息子と何度か話し合いをした記憶があります

 

その結果、(たまたまかもしれませんが)わりとすぐに息子の行動が落ち着いたと、担任の先生と相手のお母さんから教えてもらいました。(もちろん、うまく行かないときもありますが)

 

 

3.  年中時代に興味あったこと

 

1歳半から年少までは電車が大好きだった息子。「電車好き」は幼稚園にも結構いて、年少まではプラレールで遊んでいるお友達に「い~れ~て。」と言えたという報告を 当時の担任の先生から聞いたことがあります。(自分から声をかけるのが苦手な息子が「入れて」と言えた話を聞いただけで、とても嬉しかったのを覚えています。)

 

しかし、年中になると息子の興味は 戦隊モノ・・・には行かず、日本・世界地図、天気予報(毎日天気の確認)、宇宙(月、ブラックホール、太陽系)、外国語(毎朝NHKの語学講座を日替わりで見る)などに変化していきました。

 

中でも、毎日の天気予報をテレビで見るのが大好きで(今でも見ています)、当時は「お天気ノート」を作っていました。(毎日、新聞の天気欄を切り抜いてノートに貼り、天気の変化をチェックします。これで天気記号を覚えました。)今ではノート作りは もうやっていませんが、お天気ノートのお陰で「地吹雪」という普段使わない言葉まで覚えることができました。(←私が。(笑)親も勉強になります。)

 

4. まとめ

 

幼稚園生活にもクラスの友達にも慣れてきた年中。

仲の良い友達もいて、積極性も出て、様々な体験を出来たことは、今でも大事な思い出です。

 

お友達にちょっかいを出してしまう件では、イヤな思いをさせてしまったお友達には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、一方で 人と関わりたい気持ちはとてもあるのに 正しい関わり方が分からないが故に誤解されてしまうというのは、きっと本人は苦しかったと思います。(本当の気持ちは息子本人にしか分かりませんが・・)

 

それでも、何事も体験です。

 

良いも悪いも、色々な体験を通して学んで成長していくのが人間です(発達障害の有無にかかわらず どんな人でも)。目の前で起きたこと一つ一つに向き合い、どうやって解決していくか考え(または話し合い)行動していけば、きっと事態は好転していくと信じています。

 

『「発達障害』だけで子どもを見ないで その子の「不可解」を理解する』(田中康雄 著)の本の中で とても素敵だなと思う考え方がありました。

 

それは、「もし今が上手くいってなくても、”過去のうまくいった関わり”が、今の問題を解決するためのヒントを与えてくれるかもしれない」という考え方です。

(特に環境調整などを考える場合に有効で、上手くいってたときは何が良かったのか、「過去のうまくいった関わり」を再度見直すことで、解決策が見えてくるかもというものです。)

 

私も、よく過去の日記(過去の頑張っていた時の自分)によって励まされ、「こうしたらいいかも!」とアイデアを思う事があるので とても共感できました。

 

だから私はブログを書くことを通して、もし未来の息子が何かに行き詰ったとき、このブログが 彼にとっての「過去の上手くいった関わり」の一部になれるよう、少しでも何か書き残しておけたらいいなと思っています。

 

 

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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