発達障害×ギフティッドの2E育児。親子で無理しない子育ての工夫

繊細で個性的な君へ。お母さんはどんな時も絶対に君の味方です。

通院は大変!?発達障害がある子を病院へ連れて行くときのポイント

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息子の成長と共に、新しいことに対する不安は少しずつ減りつつありますが、いまだに気が抜けないのが「病院」に行くことです。

 

先の見通しが立たないと不安になる(ASD)+好奇心旺盛で疑問があれば話を中断してでも聞きまくる(ギフティッド)の特性がある息子は、先生によっては、あからさまにイヤな顔をされ、問題児のように見られてしまうことがあります。

 

今回は、私の病院を選びの基準や、お母さんの気持ちが少しでも楽になるためのコツ(?)をお伝えできればと思っています。

 

※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。

※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。

【もくじ】
  1. 子供本人に話かけてくれる先生を探す
  2. 親は子供と医師の通訳になりきる
  3. 注射や点滴で親が離れるときは、子供の特性を伝えておいたほうがいい?
  4. どうしても処置や検査が出来ない時は潔く諦め、沢山褒める

 

 1. 子供本人に話かけてくれる先生を探す

 

皆さんが病院選びをする時の基準は何でしょうか?

総合病院か、個人病院か、家から近い病院か、etc... 色々な基準がありますよね。

 

私が息子の病院を選ぶ時に気にかけているのは、

 ①交通の便が良いか

 ②先生が親ではなく、子供本人の顔を見て話すかどうか

主に、この2点です。

 

①は、我が家に車が無いという理由からです。

 

②は、患者が子供なのに親の顔だけを見て説明する先生が時々いて、(親の顔すら見ない方もいらっしゃいますが)経験上、そういう先生は息子の質問を無視し、親を看護婦さんのように使い、病院を出た後なんだかイヤな気持ちになることが多かったので、初めての病院に行くときは特に注意して見ています。

 

子供の顔を見て、本人に向かって処置の内容など話してくれる先生は、息子がする様々な質問にも答えてくれる場合が多く、親も子も安心して診てもらえます。

 

しかし、場合によっては「合わない」と思う先生でも、近所に別の病院が無くて仕方なく通わないといけない場合もあると思いますが、そういう場合は次のようにしています。

 

 

2. 親は子供と医師の通訳になりきる

 

理想は、病院の先生と子供の間だけで話が完結することですが、それが叶えられるケースは稀です。

 

なので、良い先生がいる病院でも、合わない先生がいる病院でも、お母さんが通訳となって少しサポートしてあげると、事がスムーズに運びやすくなると実感しています。

 

具体的には、病院の先生が言った言葉が子供に理解できてない時にかみ砕いて伝えたり、子供が言ったことが言葉足らずで伝わりにくかったら補足して伝えるようにしています。

 

我が家の場合(眼科にて)

 

 医師:「そこ(機械)に頭つけてね」

 息子:「???」(どこか分からない)

 私:「ここ(指さす)におでこつけて、ここ(指さす)に顎をつけてごらん」

 息子:(頭をつけられた)

 医師:「はい、こっちみてー」

 私:「前の光ってる所見てごらん」

 息子:(言われた部分を見れた)

 

↑↑この場合、医師も言葉足らずで、子供も理解できてないので、親が通訳をしてあげると、治療がスムーズに進みます。

 

また、私が息子に向かって頻繁に優しい言葉で声掛けをしていると、病院の先生も釣られて(?)「ここだよ~」とか「あと少しだよ~」など、徐々に言い方が優しくなることがあります。

 

子供の扱いが苦手なお医者さんに 声掛けのお手本を見せてあげる(?)という意味でも、親が通訳になることは、やってみて損はないと思います。

 

 

3. 注射や点滴で親が離れるときは、子供の特性を伝えておいたほうがいい?

 

病気が悪化して、病院で注射や点滴をしなければならなくなった時、「お母さんは廊下に出てお待ちください」と言われ、親が部屋を出る場合があります。

 

そんな時、私は一言「息子はASDの特性があるので宜しくお願いします」と伝えます。

 

そうすると(人にもよると思いますが)「わかりました。じゃあ何をするか説明してあげたほうがいいですね」と言って、親がいなくなっても、息子が理解できるように処置の内容を説明してくれる看護婦さんも過去にいらっしゃいました。

 

もちろん、言っても「ああ、そうですか」と何もしない看護婦さんもいらっしゃるかと思いますが(笑)、もし暴れたり大騒ぎしても、先に特性を伝えておいたほうが、大騒ぎの理由を理解してもらいやすいかなと個人的には思っています。

 

また、親が一緒にいる時でも、診察や処置への恐怖心から「今から何するの?」「それは何のためにやるの?」「それはどうやってやるの?」など、息子が質問攻撃を始めたら、「すみません。ASDの特性があるので不安から色々聞いてしまうんです。」と一言添えると、処置の内容を詳しく教えてくれる先生もいらっしゃいます。(医師によりますが。)

 

特性を伝えておいたほうがスムーズに行きそうだと思ったときには、サラッと伝えるようにしています。

 

 

4. どうしても処置や検査が出来ない時は潔く諦め、沢山褒める

 

検査や虫歯の処置をしてもらいに病院に行ったのに、ど~~しても本人の気が乗らずに断念して何もせずに帰宅したことはありませんか?我が家はあります!!(笑)

診察室で説得を試み、あの手この手で挑戦させようとしても絶対無理そうな場合は、私は潔く諦めます。(ただし、具合が悪いときは別です。元気な時に受ける検査や虫歯の治療の場合です)

 

病院の先生には「すみません!今日はどうしても無理だと思います!」と言い、帰り支度をします。

「一体何をしに今日病院まで来たんだ!」とイライラしたこともあります。(そして息子に当たったこともあります)

 

でも、後でよく話を聞いてみると、本人なりに拒否した理由があるんですよね。

 

検査の前に飲む薬が激マズで飲めなかったとか、機械の音が怖くてどうしても出来なかったとか・・・。

 

どんなに事前にシュミレーションをして行っても、「イメージ」と「現実」には、どうしても違いがあるんですよね。

 

親としてはイライラポイントがいくつもありますが、最近は、自分の気持ちが落ち着いたら、息子が病院に行けたことを沢山褒めるようにしています。

 

出来なかったことに対しては、きっと本人が一番よく分かって落ち込んでいるので、褒めのハードルを下げて、病院に行けたことを「がんばれたね!」と言ってあげると、次回は挑戦してみようかな、と前向きな気持ちが芽生えるように思います。

 

 

そして、子供を褒めるのと当時に絶対にやってほしいのが、お母さんも自分自身を褒めることです。

 

大人しくしていられるか、検査ができるか、ドキドキしながら病院まで連れていった自分を沢山褒めて、ご褒美をあげて下さいね。(私の場合は、iPadで映画を見たり、一人でお茶したりします。)

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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