発達障害×ギフティッドの2E育児。親子で無理しない子育ての工夫

繊細で個性的な君へ。お母さんはどんな時も絶対に君の味方です。

普通でないことは宝物!『シン・ニホン』から子育て法を学ぶ

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知人に勧められて、慶応義塾大学で教授をされている安宅和人さんの『シン・ニホン』を読みました。

 

不登校で2Eの特性がある個性的な息子を育てていて、最近は自分の中で”大変さ”のほうが勝っていたのですが、この本を読み終えてから「”普通じゃない”って最先端なのかも!」と、”育て甲斐(やりがい)”の方が大きくなったので、私と同じように日々子育てに奮闘しているどこかのお母さんにも参考になればと思い、少しだけ紹介をさせていただきます。

 

※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。

※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。

【もくじ】

  1. これからは”異人の時代”。人と同じである必要はない
  2. 未来を変える人は枠に収まらず何かに突き抜けている
  3. 教科書には載っていない「人としての魅力」を育てるには
  4. まとめ
 
1. これからは”異人の時代”。人と同じである必要はない
 
この本には、これからの時代に必要となってくる能力やスキル、人材などについて幅広く書かれています。
 
あまり賢くない私には少々難しい部分もあるのですが、子育て中の私が一番興味深かったのは3章の「求められる人材とスキル」です。
 
これからは異人の時代とのことで、人と違うことをしている人が重宝がられる時代になるそうです。(今までもそうだったかもしれませんが、これからは特に)
 
今の日本の公立小学校は、いまだに「気を付け」「前へならへ」など、個性を重んじるよりも、集団として扱いやすいような教育を続けています。
 
そういう環境に馴染めず、学校に行けない(行かない)子どものことを、世間的には「不登校」と、どちらかというとマイナスなイメージの名前で呼ばれていますが、これからは「普通ではない人の時代」という文章を読んで、不登校児の母としては、なんだか元気をもらいました。
 
 
 
2. 未来を変える人は枠に収まらず何かに突き抜けている
 
本書の文中に、未来を変える人とは「まったく枠に収まらないが何かに突き抜けている人材」とあります。 
 
我が子が何かに突き抜けているかどうかは分からないけれど、枠に収まらないのは確かだと思います。(少なくとも今は収まっていない)
 
だとしたら、あとは突き抜けそうな何か(つまり、本人が好きなこと)を、いつでも自由にできる環境を用意してあげることが、いま私ができることなのかなと思いました。
 
本人がやるかやらないかはどちらでも良くて、「やりたかったら やってもいいよ~」と親は期待しないで、ただ環境だけを用意しておく方が良いのだと思います。
 
高校時代の恩師から教えてもらった為になる言葉の一つに「期待なきところに失望なし」というのがあります。
 
親業は、↑↑↑こういうことの繰り返しなのかなと思います。
 
過度な期待をしなければ、親も期待外れでも落ち込む(失望)することなく、感情を乱すことなく、自分がやるべきことを淡々とできるのだと思います。
 
親として出来る限りのことはしてあげるけど、それは「私がしたいからやっている」だけで見返りを求めないほうが、子供にも変なプレッシャーを与えないのではないでしょうか。
 
「私がやりたいからやっているだけ。別にこの道に進まなくてもいいよ。」そう言える心の広い親に、私も早くなりたい・・・。(笑)
 
 
3. 教科書には載っていない「人としての魅力」を育てるには
 
本書には「人としての魅力の育成」の重要性についても書かれていました。
 
人は一人では生きていけないので、どうしても誰かと関わりながら生活をします。その時に、人として魅力があると色々なことが上手く回るんだそうです。(確かにそうですよね)
 
発達に特性がある子を育てる親として、我が子に少しでも「人としての魅力」を持った大人になってほしいと思ったら、どんな体験をさせてあげれば良いか、私なりに考えてみました。
 
以下、一例です。
 
●本人が少しでも頑張ったり挑戦したら、すかさず褒める
(褒められる経験をすると、人を褒めてあげることができる?)
●何かを決めるときには「家族会議」を開く
 (人の話を聞く力、自分の想いを伝える力、妥協する経験)
●家族とお菓子などを分け合う体験(人とシェアをする経験)
●家事を手伝ってもらう(人助け、協力することで人に喜ばれる経験)
●暴言・暴力があったら、本人が冷静な時にこちらの気持ちを伝える
(同時に、「どうしたら良かったか」次回へ繋げる行動を一緒に考える)
 
などなど・・・。
 
 
こういうことの繰り返し・継続で、発達に特性がある子でも、きっとそれなりに「その子なりの魅力」が身に着くのではないかと思います。
 
完璧を目指す必要はなく、でも諦めることもなく、「その子なりの魅力」を周囲の人に気づいてもらいやすくなれば、きっと周りからのサポートも受けやすくなり、本人も生きやすくなるのかもしれませんね。
 
 
4. まとめ
 
以上、私なりに『シン・ニホン』で読んだことを、日々の子育てにどう生かすか考えてみました。
 
本当は、もっと沢山面白くて為になる情報が書いてあるのですが、私の頭では全て消化することはできないので(笑)、子育てに関係ありそうな所だけサラッと触れてみました。
 
学校に行かない=変わった子と思われがちな今の社会で、未来を作る人は「変わった人」だと書かれていたことは、私に勇気を与えてくれ、堂々と今の子育てをしていいのだと思えました。
 
「変わっているね」は褒め言葉なんですね!(笑)
 
息子は最近、学校のクラスには全然行ってないけれど、家では興味を持ったことに対して、様々な実験をしています。
 
そんな息子のやりたいことを、これからも応援できる母でいたいと思います。
 

  

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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