自閉症(ASD)の子供を育てる母親のストレスについて
先日、2年に一度の子宮頸がんの検診を受けに行ってきました。
いつも通り、今回も「問題ありませんよ。」と言われるだろうと思っていたら、
9ミリのポリープができてますね。半年後にまた来てください。
と言われました。
(ガーン!)
しかしその後スマホで調べると、子宮頚管のポリープのほとんどは良性らしく、現時点ではそこまで心配する必要はないのかな?とチョット安心。(中には悪性のものもあるらしいですが・・)
でも、原因は何だろう?ストレスかな??など、色々と考えてしまいました。2年前の検診以来何があっただろうと思い返したところ、確かにこの2年の間は色々とストレスフルな日々を過ごしていました。
ポリープの原因がストレスだけとは思いませんが、これが”体からのサイン”であることは確かです。ここで、しっかりと体の声を聞いて、意識的に休みを取りながら、無理しすぎない生活を心がけたいと思いました。
今回は、自閉症(ASD)の子供を育てる母親のストレスについて考えてみたいと思います。
※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。
※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。
- ASDの子供を育てる母親のストレスは戦場の兵士と同じ!?
- 我が家の場合(ASD+軽度ギフティッド+不登校)
- まとめ
1. ASDの子供を育てる母親のストレスは戦場の兵士と同じ!?
まずはじめに。こんな言葉を聞いたことがあるでしょうか?
”発達障害の子供を育てている母親は、戦場にいる兵士と同じくらい高いストレスを抱えている”
これは、以前インターネットか何かで見て 私の頭にずっと残っていた言葉です。
おぼろげな記憶だったので どこかにちゃんと記事が載っていないか調べてみたら、立命館大学人間科学研究所のサイトから こんな記事が出てきました。↓↓↓
↓↓こちらは英語ですが、”自閉症の子供の母親が抱えるストレスは、戦場にいる兵士と似ている”という内容が書いてある記事です。
上記の記事は、どちらもASD(自閉症)についてのみ書かれていますが、ADHDなど他の発達障害を持つお母さんも なかなか大変な思いをされているのではないかと、個人的には思っています・・・(みなさま、毎日本当にお疲れ様です!!)
2. 我が家の場合(ASD+軽度ギフティッド+不登校)
我が家の息子は”高機能自閉症”という診断名が出ているので、私はまさに”自閉症の子供の母親”です。そして診断名はもらっていませんが、その特性から恐らく軽度ギフティッドであるとも思って育てています。さらには、去年から不登校(私はホームスクーリングだと思っていますが)でもあります。
そんな息子との毎日の生活で、私がどんな時にストレスを感じるか振り返ってみました。
【出生~入園前】
●夜寝ない。(3時間寝れたらラッキー。大抵1時間半のサイクルで起きる)
●少食。離乳食をほどんど食べない。(作っても食べない)
●こだわりが強く、思い通りにならないと癇癪を起こす。切り替えが苦手。
●同世代の輪に入らず、外で同世代の子が来ると泣く・逃げる。(いつもだと疲れる)
●記憶力が良く、気をそらしても覚えている。(ごまかしが効きにくい)
【幼稚園】
●登園渋り(毎朝、先生に引き渡すまで油断できない)
●好奇心旺盛で疑問に思ったことを何でも聞いてくる(毎日だと疲れる)
【小学校】
●特性上、暴言・暴力が出やすい(母親はストレスのはけ口になりやすい)
●不登校で基本ずっと家にいる(母親の自由時間が少ない)
●学校・担任とのやり取りが正直疲れる
●好奇心旺盛で色々と質問をする(家庭内ではもちろん、病院などでも気になると相手に質問しまくるので、間に立って通訳しないといけない)
●気になったことはすぐに実験する(手伝い、後片付けが疲れる)
●口が達者なので色々と交渉してくる(毎日だと疲れる)
●長時間の留守番がまだ出来ない(働きに行けない。ママ友とのランチも誰かに預けないと行けない。買い物くらいは行けるようになったのが唯一の救い)
3. まとめ
子育ては、定形型の子供を育てるお母さんも、定形型以外の子供を育てるお母さんも、きっと皆何かしらの悩みや心配事、ストレスはあると思います。
ただ、自閉症傾向がある子供はコミュニケーションが苦手な場合が多いので、うちみたいに同世代とあまり交わらなかったり、家にいることを好んだりして、親(特に母親)が長い時間相手をせざるを得ないケースが多いのではないでしょうか。
それはつまり、母親が一人の時間を持ったり、気分転換する時間が少なくなることを意味していて、そうなると、やっぱりストレス溜まりますよね!
発達障害の子供を持つお母さんは、そうでないお母さんよりもウツになりやすいというデータもあるくらいで、意識的に「一人の時間を作る」「気分転換をする」「誰かにあずける」などして、お母さんが自分自身のメンテナンスを定期的にしてあげないと、いつか病気になってしまうと、今回のポリープの件で感じました。
まずはお母さん自身の心と体が安定していないと、子育てはどころではないですからね。
以前読んだ"the highly sensitive child"(人一倍繊細な子)の本の中に、こんな一節がありました。
"FIRST PRIORITY- YOUR OWN STABILITY"(優先事項ーあなた自身の安定)
~(中略)~
it is important for sensitive parents to find ways to be calm, happy, and healty in spite of their workload and other obligations.
(やらなきゃいけない義務や仕事よりも、あなたが安定してハッピー、健康でいられる方法を探すことは、繊細な親にとって大事なことである)
~(中略)~
So you are not being selfish when you take care of yourself.
(自分のメンテナンスをすることは自己中心的なことではない)
※英訳は大雑把です。もし違ったらごめんなさい。
↑どちらも電子書籍版のリンクですが、ペーパーバック版もあります。
この記事を読んでくださっている皆様へ、そして私自身へのメッセージとして書かせていただきました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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