子供の好き!得意!を応援して、生きることをちょっぴり楽しくしてあげる
定形型(普通)の子でも発達障害がある子でも、その子が「好きなこと」や「得意なこと」を伸ばしてあげると、きっと今より少し生きることが楽しくなるのではないかと思います。今回は、息子の好き!得意!について書いてみます。
※このブログは、フツーの主婦が個人的に考えたことを書いています。ご了承の上、どうか温かい目でお読みください。
※はじめてお読みになる方は、まずこちらをお読みください。
- プログラミング(scratch)
- ゲームアプリ
- 実験(思い立ったら何でも試す)
- まとめ
1. プログラミング(scratch)
最近読んだ本『大学教授、発達障害の子を育てる』(岡嶋裕史/著)にも書いてありましたが、ASDタイプの子供とプログラミングの相性は良いようで、息子も例外ではありません。
小1になってから(だったと思います)NHKの「WHYプログラミング」にハマり、scratch(スクラッチ)をやるようになりました。
私にはプログラミングの知識が全くなかったので(今も)、まずは本を買って一緒にやることにしました。・・が、教えてあげるつもりが 気が付いたら息子のほうが先に どんどん内容を理解し、しまいには本だけでは物足りなくなったので、現在はプログラミング教室に通っています。
本来、同い年との交流が苦手な息子ですが、ここでは 隣の子に「それどうやって作るの?」と聞いたり「ここは こうするんだよ」と教えてあげたり出来ていますよと先生から聞き驚きました。
また、先生方にも「なぜ?」「どうして?」と気になったことは質問しながら、楽しくコミュニケーションを取っているそうです。
本人に合った環境に行けば、心穏やかに過ごせ、本来の自分を出すことができるのだと思いました。
2. ゲームアプリ
息子はゲームが大好きです。任天堂switchは、一度始めるとハマりすぎて過去に大変なことになったので(^^;)現在は土日のみ利用可にしていますが、iPadのアプリはいつでもOKにしています。なので、平日は基本的に ずっとやっています。
最初の頃はゲームのやりすぎはどうかなと思って、使用時間が長くなるとよく注意をしていましたが、横に座って覗いてみると、知育アプリやドミノゲームなど、役に立つ面白いアプリが多く、「よく出来ているな~」と感心してしまいます。
学校の通級でも、時々アプリの時間があるようで、お勧めアプリの名前をメモしてきます。
最近はアプリ使用時間が増えている気がしますが、本人には「そろそろ1時間経つからキリのいいところで休憩しておやつにしようか~」と、優しい声掛け+ご褒美作戦で、自主的にゲームをやめる練習をしています。(反抗されることも多々ありますが・・まぁボチボチで。)
★★お勧めアプリ★★
◎ラビリンス2(無料):療育で教えてもらったアプリ
◎簡単ドミノ倒し(無料):療育で教えてもらったアプリ
◎dキッズ(有料):何種類もの知育アプリが入っています。
※無料↓と書いてあるので、無料アプリもあるのかもしれません。我が家は有料プランで全種類を遊べるプランに入っています。
プログラミング、漢字や計算の知育アプリもあります。
◎一年生の漢字(有料):息子は このアプリを使って年長のうちに1年生の漢字を覚えました。書き順が正しくないと次へ進めないので書き順も覚えられます。ちなみに「2年生の漢字」もあります。
※一年生の漢字(18文字版)は無料のようです。
3. 実験(思い立ったら何でも試す)
息子は、小さい時から好奇心が旺盛です。
「なんで」「どうして」の質問は日常茶飯事。初めての事への不安(ASDの特性)よりも興味(ギフティッドの特性)の方が勝てば、人が多いイベントにも参加できてしまいます。
また、葉っぱの上に水を入れて飲むことはできるか、雪を集めて冷凍庫に入れたら夏でも雪は溶けないか、2階からジョウロで水をかけると虹が出来るか(戸建ての実家で試す)など、気になったことは試さずにはいられないようです。
我が家では それらをまとめて「実験」と呼んでいます。
息子の実験には、できるだけ応えてあげたいと思う反面、正直毎日付き合っていたら こちらの身がもちません。
そんなときは、おばあちゃんの出番です。
隣町に住む祖母の家では、基本的に本人がやってみたいことは自由に実験させてもらえます。そこで思いっきり実験をすると、本人も満足して、その日1日は穏やかに過ごせる気がします。
4. まとめ
いま息子が好きなことは、家の中で一人で出来ることばかりです。
友達と遊んでほしい・・と思わないこともないですが、少なくとも今は一人遊びを満喫しています。
いつか変わるかもしれません。でも今はこれが現状です。
だとしたら、親の私に出来ることは、現状を受け入れ、子供の「好き」をただ応援してあげることだと思います。
家で勉強もやりますが、基本的には画面を見ている時間のほうが長いので 最初の頃はイライラもしました。
でも「応援する」と決めて、息子と同じ目線で画面を眺めてみると、彼にとっての「楽しい」が少しずつ理解できてきた気がします。ゲームのやり方一つとっても 彼なりの考え(ルール)のもと 進めていることが分かってきて、それが面白いのです。
ゲームを切り上げるタイミングは、「キリのよいところ」の方が自主的にポジティブな気持ちで止められると思います。(少なくとも私はそうです。)
なので、息子にも 時間ではなく(目安は言いますが)「キリのよいところ」で終わればいいよと伝えるようにしています。
今、彼が好きなことが将来の仕事に直結するかは分かりませんが、人生無駄なことは一つもないと私は思います。
きっと息子の人生のどこかで、いま一生懸命ゲームをしている事が、いつかどこかで何かの役に立つかもしれないと思って、彼の「好き」を応援してあげたいと思います。
《勉強のために読んだ本》
●『ギフテッド 天才の育て方』(杉山登志郎・岡南・小倉正義 著)
私が最初に読んだギフティッドに関する本です。アメリカの2Eの認定方法なども載っています。
●『才能はみだしっ子の育て方』(酒井由紀子 著)
普通とはちょっと違う、才能はみだしっ子(ギフティッド)の悩みと解決策が具体的に載っていて、読みやすい本です。世界のギフティッド教育についても書いてあります。日本の才能はみだしっ子へ向けた学びの選択肢も少し書かれています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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